* **Xˉ の平均と分散**: H0 のもとで、母平均 μ0=95 です。標本平均 Xˉ の平均は母平均に等しいので、 E[Xˉ]=μ0=95 標本平均 Xˉ の分散は、母分散を標本サイズで割ったものになります。ここでは、σ0 は σ/100なので、標本平均の分散は σ02=σ2/100 と記述できます。 * **P(∣σ0Xˉ−μ0∣>1.65) の計算**: P(−1.65<Z<1.65)=0.9 なので、P(∣Z∣>1.65)=1−P(−1.65<Z<1.65)=1−0.9=0.1。 したがって、P(∣σ0Xˉ−μ0∣>1.65)=0.1。 * **有意水準の計算 (xˉ=93.0)**: Z=σ0xˉ−μ0=σ093−95=σ0−2。 ∣Z∣=∣σ0−2∣ であり、H0 が棄却されるための条件は ∣Z∣>1.65 です。 xˉ=93が与えられているので、Z=σ/10093−95=σ−20。仮にσ=1だとすると、∣Z∣=20>1.65 なので、H0は有意水準10%で棄却されます。もし問題文に分散あるいは標準偏差が与えられていない場合、σに関する情報がないため、正確なZ値を求められず、H0が棄却されるか判断することができません。 しかし、問題はxˉ=93のとき、**少なくとも有意水準10%でH0が棄却されるか**という問題なので、P(∣σ0Xˉ−μ0∣>1.65)=0.1を用いて計算を続けます。Z=σ093−95であり、∣Z∣>1.65となる確率を求めたいので、P(Z<−1.65)+P(Z>1.65)=1−0.9=0.1です。もしZの実現値が−1.65より小さければ、H0は棄却されます。 Z=σ093−95を−1.65と比較します。 もしσ093−95<−1.65であれば、H0は棄却されます。 −σ02<−1.65 σ02>1.65 σ0<1.652≈1.21 したがってσ0<1.21 であるとき、H0は少なくとも有意水準10%で棄却されます。σ0の情報がないためH0が棄却されるかは不明ですが、少なくとも有意水準10%でH0が棄却される可能性があります。 * **有意水準の計算 (P(-1.96 < Z < 1.96) = 0.95)**:
P(−1.96<Z<1.96)=0.95 なので、P(∣Z∣>1.96)=1−0.95=0.05。これは有意水準 5% に対応します。 Z=σ093−95 であり、∣Z∣>1.96 となるかどうかを調べます。仮にσ=1だとすると、∣Z∣=20>1.96 なので、H0は有意水準5%で棄却されます。