問題1:1つのサイコロを6回投げたとき、1から6のすべての目が出る確率を求めます。ただし、目の出る確率はすべて等しく、出る順番は考慮しません。 問題2:10本のくじの中に3本の当たりくじがあります。Aさんが先にくじを引き、Bさんが2番目にくじを引くとき、AさんとBさんのどちらが当たりくじを引く確率が大きいか答えます。引いたくじは元に戻しません。 問題3:確率変数Xと確率分布P(X)が与えられたとき、Xの期待値E(X)を求めます。

確率論・統計学確率期待値サイコロくじ引き
2025/6/9

1. 問題の内容

問題1:1つのサイコロを6回投げたとき、1から6のすべての目が出る確率を求めます。ただし、目の出る確率はすべて等しく、出る順番は考慮しません。
問題2:10本のくじの中に3本の当たりくじがあります。Aさんが先にくじを引き、Bさんが2番目にくじを引くとき、AさんとBさんのどちらが当たりくじを引く確率が大きいか答えます。引いたくじは元に戻しません。
問題3:確率変数Xと確率分布P(X)が与えられたとき、Xの期待値E(X)を求めます。

2. 解き方の手順

問題1:
* まず、全事象の数を考えます。これは、6回の試行で1から6の目がどのように出るかの組み合わせなので、666^6 となります。
* 次に、1から6のすべての目が出る場合の数を考えます。これは、6つの目を並び替える順列なので、6!6! となります。
* したがって、確率は 6!66\frac{6!}{6^6} です。
6!66=72046656=5324 \frac{6!}{6^6} = \frac{720}{46656} = \frac{5}{324}
問題2:
* Aさんが当たりを引く確率は 310\frac{3}{10} です。
* Bさんが当たりを引く確率を計算します。Bさんが当たりを引くのは、Aさんが当たりを引いた場合と、Aさんが外れを引いた場合に分けられます。
* Aさんが当たりを引いた場合:Bさんが当たりを引く確率は 29\frac{2}{9} です。
* Aさんが外れを引いた場合:Bさんが当たりを引く確率は 39\frac{3}{9} です。
* Bさんが当たりを引く確率の合計は、次のように計算できます。
31029+71039=690+2190=2790=310 \frac{3}{10} \cdot \frac{2}{9} + \frac{7}{10} \cdot \frac{3}{9} = \frac{6}{90} + \frac{21}{90} = \frac{27}{90} = \frac{3}{10}
* AさんとBさんが当たりを引く確率はどちらも 310\frac{3}{10} で等しいです。
問題3:
* 期待値E(X)は、各Xの値にその確率を掛けたものの合計です。
E(X)=118+214+3132+4132+512+6116 E(X) = 1 \cdot \frac{1}{8} + 2 \cdot \frac{1}{4} + 3 \cdot \frac{1}{32} + 4 \cdot \frac{1}{32} + 5 \cdot \frac{1}{2} + 6 \cdot \frac{1}{16}
E(X)=18+24+332+432+52+616 E(X) = \frac{1}{8} + \frac{2}{4} + \frac{3}{32} + \frac{4}{32} + \frac{5}{2} + \frac{6}{16}
E(X)=432+1632+332+432+8032+1232 E(X) = \frac{4}{32} + \frac{16}{32} + \frac{3}{32} + \frac{4}{32} + \frac{80}{32} + \frac{12}{32}
E(X)=4+16+3+4+80+1232=11932 E(X) = \frac{4 + 16 + 3 + 4 + 80 + 12}{32} = \frac{119}{32}

3. 最終的な答え

問題1:5324\frac{5}{324}
問題2:AさんとBさんの当たりくじを引く確率は同じ
問題3:11932\frac{119}{32}

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