男子3人と女子4人が1列に並ぶときの並び方の場合の数を求める問題です。以下の3つの条件について、並び方の総数を計算します。 (1) 男子3人が続いて並ぶ (2) 両端が女子である (3) 両端の少なくとも1人が男子である

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数
2025/6/9

1. 問題の内容

男子3人と女子4人が1列に並ぶときの並び方の場合の数を求める問題です。以下の3つの条件について、並び方の総数を計算します。
(1) 男子3人が続いて並ぶ
(2) 両端が女子である
(3) 両端の少なくとも1人が男子である

2. 解き方の手順

(1) 男子3人が続いて並ぶ場合
まず、男子3人をひとまとめにして1つのグループと考えます。すると、全体で5つのものを並べることになります(男子グループ1つと女子4人)。
5つのものの並び方は 5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120 通りです。
次に、男子グループの中での並び方を考えます。男子3人の並び方は 3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6 通りです。
したがって、男子3人が続いて並ぶ場合の数は 120×6=720120 \times 6 = 720 通りです。
(2) 両端が女子である場合
まず、両端に女子を並べる方法を考えます。両端には4人の女子の中から2人を選んで並べるので、4×3=124 \times 3 = 12 通りあります。
次に、残りの5人(男子3人と女子2人)を両端の間に並べる方法を考えます。これは5人の並び方なので、5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120 通りです。
したがって、両端が女子である場合の数は 12×120=144012 \times 120 = 1440 通りです。
(3) 両端の少なくとも1人が男子である場合
これは、両端が男子である場合、両端が女子である場合、片方の端が男子で、もう片方の端が女子である場合の全てを合わせた数です。
全体の場合の数から両端が女子である場合を引くことで求めます。
全体の場合の数は、7人の並び方なので、7!=7×6×5×4×3×2×1=50407! = 7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 5040 通りです。
両端が女子である場合は(2)で計算した通り1440通りなので、両端の少なくとも1人が男子である場合の数は 50401440=36005040 - 1440 = 3600 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 男子3人が続いて並ぶ場合:720通り
(2) 両端が女子である場合:1440通り
(3) 両端の少なくとも1人が男子である場合:3600通り

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