必要条件、十分条件、必要十分条件の問題です。 (1) 実数 $a$ について、$|a|=3$ は $a^2=9$ であるための何条件か。 (2) $x=y$ は $x+z=y+z$ のための何条件か。 (3) $(x-1)(x+2)=0$ は $x=1$ であるための何条件か。 (4) 四角形ABCDにおいて、四角形ABCDが平行四辺形であることは、$AB=CD$ であるための何条件か。

代数学必要条件十分条件必要十分条件集合
2025/6/9

1. 問題の内容

必要条件、十分条件、必要十分条件の問題です。
(1) 実数 aa について、a=3|a|=3a2=9a^2=9 であるための何条件か。
(2) x=yx=yx+z=y+zx+z=y+z のための何条件か。
(3) (x1)(x+2)=0(x-1)(x+2)=0x=1x=1 であるための何条件か。
(4) 四角形ABCDにおいて、四角形ABCDが平行四辺形であることは、AB=CDAB=CD であるための何条件か。

2. 解き方の手順

(1)
a=3|a|=3 のとき、a=3a = 3 または a=3a = -3
a2=9a^2 = 9 のとき、a=3a = 3 または a=3a = -3
a=3a2=9|a|=3 \Rightarrow a^2 = 9 は真。
a2=9a=3a^2 = 9 \Rightarrow |a|=3 は真。
したがって、必要十分条件である。
(2)
x=yx=y ならば、x+z=y+zx+z=y+z は常に成り立つ。
x+z=y+zx+z=y+z ならば、x=yx=y が成り立つ。
したがって、x=yx=yx+z=y+zx+z=y+z であるための必要十分条件。
(3)
(x1)(x+2)=0(x-1)(x+2)=0 のとき、x=1x=1 または x=2x=-2
x=1x=1 のとき、(x1)(x+2)=(11)(1+2)=0(x-1)(x+2) = (1-1)(1+2) = 0
(x1)(x+2)=0x=1(x-1)(x+2)=0 \Rightarrow x=1 は偽。
x=1(x1)(x+2)=0x=1 \Rightarrow (x-1)(x+2) = 0 は真。
したがって、必要条件である。
(4)
四角形ABCDが平行四辺形ならば、AB=CDAB=CD は成り立つとは限らない。AB=CDAB=CD だけでは、平行四辺形である保証はない。しかし、向かい合う辺が平行であることは必要。
平行四辺形 AB=CD\Rightarrow AB=CD は偽。
AB=CDAB=CD \Rightarrow 平行四辺形は偽。
しかし、四角形ABCDにおいて、AB=CDAB=CD が向かい合う辺である場合、平行四辺形の条件の一つにはなりうる。
問題文の情報だけでは、条件を判断できない。
問題文が不十分。四角形が平行四辺形であるためには、向かい合う2組の辺がそれぞれ平行であるか、向かい合う2組の辺の長さがそれぞれ等しい、または対角線がそれぞれの中点で交わる必要がある。AB=CDAB=CD だけでは、平行四辺形であるための必要条件でも十分条件でもない。平行四辺形であるためには、他にAD=BCAD=BC または AB//CDAB//CD が必要。
問題文の前提が不足しているため、必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれでもない。

3. 最終的な答え

(1) 必要十分条件
(2) 必要十分条件
(3) 必要条件
(4) 必要条件でも十分条件でもない(問題文の情報が不十分)

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