A君とB君の2人がじゃんけんを6回するとき、A君が4回勝つ確率を求める。ただし引き分けは回数に含むとする。

確率論・統計学確率二項係数組み合わせ
2025/6/9

1. 問題の内容

A君とB君の2人がじゃんけんを6回するとき、A君が4回勝つ確率を求める。ただし引き分けは回数に含むとする。

2. 解き方の手順

じゃんけん1回におけるA君の勝つ確率は 1/31/3 、負ける確率は 1/31/3 、引き分ける確率は 1/31/3 である。
6回のじゃんけんでA君が4回勝つということは、残りの2回はA君が負けるか引き分けるかのどちらかである。
まず、6回のうちA君が4回勝つ組み合わせの数を考える。これは二項係数で表され、6C4{}_6 C_4 通りである。
6C4=6!4!(64)!=6!4!2!=6×52×1=15{}_6 C_4 = \frac{6!}{4! (6-4)!} = \frac{6!}{4! 2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
次に、A君が4回勝ち、残りの2回はA君が負けるか引き分ける確率を考える。A君が勝つ確率は 1/31/3 、負ける確率は 1/31/3 、引き分ける確率は 1/31/3 である。したがって、A君が負けるか引き分ける確率は (1/3)+(1/3)=2/3(1/3) + (1/3) = 2/3 である。
A君が4回勝ち、残りの2回が負けまたは引き分けとなる確率は、
(13)4×(23)2=181×49=4729(\frac{1}{3})^4 \times (\frac{2}{3})^2 = \frac{1}{81} \times \frac{4}{9} = \frac{4}{729}
求める確率は、上記の組み合わせの数と確率を掛け合わせたものになる。
15×4729=60729=2024315 \times \frac{4}{729} = \frac{60}{729} = \frac{20}{243}

3. 最終的な答え

20243\frac{20}{243}

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