関数 $f(x) = x^2$ において、微分係数 $f'(3)$ を求める問題です。具体的には、$f(3+h) - f(3)$ の計算、$f'(3)$ の極限の計算を行い、空欄を埋めます。

解析学微分微分係数極限関数の微分
2025/6/9

1. 問題の内容

関数 f(x)=x2f(x) = x^2 において、微分係数 f(3)f'(3) を求める問題です。具体的には、f(3+h)f(3)f(3+h) - f(3) の計算、f(3)f'(3) の極限の計算を行い、空欄を埋めます。

2. 解き方の手順

ステップ1: f(3+h)f(3)f(3+h) - f(3) を計算します。
f(3+h)=(3+h)2=9+6h+h2f(3+h) = (3+h)^2 = 9 + 6h + h^2
f(3)=32=9f(3) = 3^2 = 9
したがって、
f(3+h)f(3)=(9+6h+h2)9=6h+h2f(3+h) - f(3) = (9 + 6h + h^2) - 9 = 6h + h^2
よって、①の空欄には 6h+h26h + h^2 が入ります。
ステップ2: 微分係数 f(3)f'(3) の定義式を書きます。
f(3)=limh0f(3+h)f(3)hf'(3) = \lim_{h \to 0} \frac{f(3+h) - f(3)}{h}
ステップ3: 計算結果を代入します。
f(3)=limh06h+h2hf'(3) = \lim_{h \to 0} \frac{6h + h^2}{h}
よって、②の空欄には 6h+h2h\frac{6h + h^2}{h} が入ります。
ステップ4: 極限を計算するために、式を整理します。
limh06h+h2h=limh0h(6+h)h=limh0(6+h)\lim_{h \to 0} \frac{6h + h^2}{h} = \lim_{h \to 0} \frac{h(6 + h)}{h} = \lim_{h \to 0} (6 + h)
よって、③の空欄には 6+h6 + h が入ります。
ステップ5: h0h \to 0 の極限を求めます。
limh0(6+h)=6+0=6\lim_{h \to 0} (6 + h) = 6 + 0 = 6
よって、④の空欄には 66 が入ります。

3. 最終的な答え

①: 6h+h26h + h^2
②: 6h+h2h\frac{6h + h^2}{h}
③: 6+h6 + h
④: 66

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