関数 $y = \tan 3\theta$ の微分 $\frac{dy}{d\theta}$ を求める問題です。

解析学微分三角関数合成関数
2025/6/9

1. 問題の内容

関数 y=tan3θy = \tan 3\theta の微分 dydθ\frac{dy}{d\theta} を求める問題です。

2. 解き方の手順

タンジェント関数の微分公式と合成関数の微分(チェーンルール)を使用します。
ステップ1: タンジェント関数の微分公式を確認する。
ddxtanx=sec2x\frac{d}{dx} \tan x = \sec^2 x
ステップ2: 合成関数の微分(チェーンルール)を適用する。
y=tan(3θ)y = \tan(3\theta)なので、まずu=3θu = 3\thetaと置くと、y=tanuy = \tan uとなる。
dydθ=dydududθ\frac{dy}{d\theta} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{d\theta}
ステップ3: 各微分を計算する。
dydu=ddutanu=sec2u\frac{dy}{du} = \frac{d}{du} \tan u = \sec^2 u
dudθ=ddθ(3θ)=3\frac{du}{d\theta} = \frac{d}{d\theta} (3\theta) = 3
ステップ4: dydθ\frac{dy}{d\theta}を求める。
dydθ=dydududθ=sec2u3=3sec2u\frac{dy}{d\theta} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{d\theta} = \sec^2 u \cdot 3 = 3 \sec^2 u
ステップ5: uuθ\thetaに戻す。
dydθ=3sec2(3θ)\frac{dy}{d\theta} = 3 \sec^2 (3\theta)

3. 最終的な答え

dydθ=3sec2(3θ)\frac{dy}{d\theta} = 3 \sec^2 (3\theta)

「解析学」の関連問題

与えられた関数の指定された点における左極限と右極限、および極限を求める問題です。

極限関数の極限左極限右極限絶対値対数関数tan関数
2025/6/10

$f(x) = \frac{1}{1+x}$ の $n$ 次導関数を求める。

導関数微分最大値最小値極値
2025/6/10

与えられた関数 $y = \cos(x + \frac{\pi}{3})$ のグラフを描く問題です。

三角関数グラフ平行移動コサイン
2025/6/10

$y = e^x \sin x$ のマクローリン級数を求めよ。

マクローリン級数テイラー展開指数関数三角関数微分
2025/6/10

$x > 0$ に対して関数 $f(x) = \frac{\log x}{x}$ が与えられている。 (1) $n=1, 2, \dots$ に対して、$f(x)$ の $n$ 次導関数は数列 $\{...

微分導関数漸化式対数関数一般項
2025/6/10

与えられた3つの定積分の値を求めます。 (1) $\int_{0}^{\frac{\pi}{4}} \frac{x}{\cos^2 x} dx$ (2) $\int_{0}^{\frac{\pi}{4...

定積分部分積分置換積分三角関数
2025/6/10

関数 $y = x \log(1+x)$ のマクローリン級数を求める。

マクローリン級数級数展開関数
2025/6/10

関数 $y = \frac{1}{x+1}$ のマクローリン級数を求めよ。

マクローリン級数テイラー展開等比数列
2025/6/10

関数 $y = e^{-x}$ のマクローリン級数を求めよ。

マクローリン級数テイラー展開指数関数微分
2025/6/10

与えられた関数 $6x^5 + 5x^4 - \frac{1}{x^2}$ の不定積分を求める問題です。

不定積分多項式積分
2025/6/10