関数 $y = 2\sin^2\theta + 2\cos\theta + 4$ の最大値と最小値を求めよ。

解析学三角関数最大値最小値平方完成
2025/6/9

1. 問題の内容

関数 y=2sin2θ+2cosθ+4y = 2\sin^2\theta + 2\cos\theta + 4 の最大値と最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、sin2θ\sin^2\thetacos\cosの関数で表します。三角関数の恒等式sin2θ+cos2θ=1\sin^2\theta + \cos^2\theta = 1より、sin2θ=1cos2θ\sin^2\theta = 1 - \cos^2\thetaです。これを元の式に代入します。
y=2(1cos2θ)+2cosθ+4y = 2(1 - \cos^2\theta) + 2\cos\theta + 4
次に、式を整理します。
y=22cos2θ+2cosθ+4y = 2 - 2\cos^2\theta + 2\cos\theta + 4
y=2cos2θ+2cosθ+6y = -2\cos^2\theta + 2\cos\theta + 6
cosθ=t\cos\theta = tとおくと、1t1-1 \le t \le 1です。すると、関数は次のようになります。
y=2t2+2t+6y = -2t^2 + 2t + 6
これを平方完成します。
y=2(t2t)+6y = -2(t^2 - t) + 6
y=2(t2t+1414)+6y = -2(t^2 - t + \frac{1}{4} - \frac{1}{4}) + 6
y=2(t12)2+12+6y = -2(t - \frac{1}{2})^2 + \frac{1}{2} + 6
y=2(t12)2+132y = -2(t - \frac{1}{2})^2 + \frac{13}{2}
t=12t = \frac{1}{2}のとき、yは最大値132\frac{13}{2}をとります。
ttの範囲は1t1-1 \le t \le 1です。
t=1t = -1のとき、y=2(1)2+2(1)+6=22+6=2y = -2(-1)^2 + 2(-1) + 6 = -2 - 2 + 6 = 2
t=1t = 1のとき、y=2(1)2+2(1)+6=2+2+6=6y = -2(1)^2 + 2(1) + 6 = -2 + 2 + 6 = 6
したがって、t=1t = -1のとき、yは最小値22をとります。

3. 最終的な答え

最大値:132\frac{13}{2}
最小値:22

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