(1) 命題の真偽:
x2−3x+2=(x−1)(x−2)なので、x2−3x+2=0となるのはx=1またはx=2のときです。 与えられた命題は、x=2ならばx2−3x+2=0であると言っています。 x=1の場合、x=2は成り立ち、x2−3x+2=0となります。したがって、x2−3x+2=0は成り立ちません。 よって、与えられた命題は偽です。
(2) 逆:
元の命題の仮定と結論を入れ替えたものです。
x2−3x+2=0⟹x=2 これは、x2−3x+2=0ならば、x=2であると言っています。 x=1のとき、x2−3x+2=0となるので、x=1であれば、x2−3x+2=0は成り立ちます。 x=2 は成り立ちますから正しいです。 (3) 裏:
元の命題の仮定と結論をそれぞれ否定したものです。
x=2⟹x2−3x+2=0 x=2のとき、x2−3x+2=22−3(2)+2=4−6+2=0となります。 したがって、この命題は真です。
(4) 対偶:
元の命題の逆の裏、または裏の逆です。元の命題の仮定と結論を入れ替えて、それぞれを否定したものです。
x2−3x+2=0⟹x=2 x2−3x+2=(x−1)(x−2)=0なので、x=1またはx=2です。 x=1の場合、x=2は成り立ちません。したがって偽です。