商品Aと商品Bがあり、商品Aの仕入れ値は商品Bの仕入れ値より500円高い。商品Aには仕入れ値の2割の利益を、商品Bには仕入れ値の3割の利益を見込んで定価をつけたところ、どちらも定価で売れ、利益の合計は1100円になった。商品A、Bの仕入れ値をそれぞれ求める。

代数学文章問題一次方程式連立方程式割合利益割引
2025/6/10
## 問題の回答
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1. 問題の内容

商品Aと商品Bがあり、商品Aの仕入れ値は商品Bの仕入れ値より500円高い。商品Aには仕入れ値の2割の利益を、商品Bには仕入れ値の3割の利益を見込んで定価をつけたところ、どちらも定価で売れ、利益の合計は1100円になった。商品A、Bの仕入れ値をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

商品Bの仕入れ値を xx 円とする。すると商品Aの仕入れ値は x+500x + 500 円となる。
商品Aの利益は仕入れ値の2割なので、 0.2(x+500)0.2(x + 500) 円。
商品Bの利益は仕入れ値の3割なので、 0.3x0.3x 円。
利益の合計が1100円なので、次の方程式が成り立つ。
0.2(x+500)+0.3x=11000.2(x + 500) + 0.3x = 1100
この方程式を解く。
0.2x+100+0.3x=11000.2x + 100 + 0.3x = 1100
0.5x=10000.5x = 1000
x=2000x = 2000
したがって、商品Bの仕入れ値は2000円。
商品Aの仕入れ値は 2000+500=25002000 + 500 = 2500 円。

3. 最終的な答え

商品Aの仕入れ値:2500円
商品Bの仕入れ値:2000円
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1. 問題の内容

ある動物園の入園料は、大人800円、子供500円。団体割引を利用すると、大人は2割引、子供は3割引になる。30人の団体が団体割引を利用して入園し、合計13400円払った。この団体の大人の人数と子供の人数をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

大人の人数を xx 人とする。すると子供の人数は 30x30 - x 人となる。
大人の割引後の入園料は 800×(10.2)=800×0.8=640800 \times (1 - 0.2) = 800 \times 0.8 = 640 円。
子供の割引後の入園料は 500×(10.3)=500×0.7=350500 \times (1 - 0.3) = 500 \times 0.7 = 350 円。
入園料の合計が13400円なので、次の方程式が成り立つ。
640x+350(30x)=13400640x + 350(30 - x) = 13400
この方程式を解く。
640x+10500350x=13400640x + 10500 - 350x = 13400
290x=2900290x = 2900
x=10x = 10
したがって、大人の人数は10人。
子供の人数は 3010=2030 - 10 = 20 人。

3. 最終的な答え

大人の人数:10人
子供の人数:20人
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1. 問題の内容

ある店では、りんごを1個120円、ももを1個200円で売っている。りんごとももを合わせて20個以上買うと、りんごは2割引、ももは1割引になる。りんごとももを合わせて20個買い、その代金として3180円払った。りんごとももをそれぞれ何個買ったか。

2. 解き方の手順

りんごの個数を xx 個とする。するとももの個数は 20x20 - x 個となる。
りんごの割引後の値段は 120×(10.2)=120×0.8=96120 \times (1 - 0.2) = 120 \times 0.8 = 96 円。
ももの割引後の値段は 200×(10.1)=200×0.9=180200 \times (1 - 0.1) = 200 \times 0.9 = 180 円。
代金の合計が3180円なので、次の方程式が成り立つ。
96x+180(20x)=318096x + 180(20 - x) = 3180
この方程式を解く。
96x+3600180x=318096x + 3600 - 180x = 3180
84x=420-84x = -420
x=5x = 5
したがって、りんごの個数は5個。
ももの個数は 205=1520 - 5 = 15 個。

3. 最終的な答え

りんごの個数:5個
ももの個数:15個

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