整式 $P(x) = 4x^3 + 2x^2 - 3x + 2$ を $2x-1$ で割ったときの余りと、$2x+3$ で割ったときの余りをそれぞれ求める問題です。

代数学多項式剰余の定理因数定理
2025/6/11

1. 問題の内容

整式 P(x)=4x3+2x23x+2P(x) = 4x^3 + 2x^2 - 3x + 22x12x-1 で割ったときの余りと、2x+32x+3 で割ったときの余りをそれぞれ求める問題です。

2. 解き方の手順

剰余の定理を利用します。
整式P(x)P(x)を1次式axbax-bで割ったときの余りは、P(ba)P(\frac{b}{a})で与えられます。
(1) 2x12x-1で割ったときの余りを求めます。
2x1=02x-1 = 0 を解くと x=12x = \frac{1}{2} なので、
P(12)P(\frac{1}{2}) を計算します。
P(12)=4(12)3+2(12)23(12)+2P(\frac{1}{2}) = 4(\frac{1}{2})^3 + 2(\frac{1}{2})^2 - 3(\frac{1}{2}) + 2
P(12)=4(18)+2(14)32+2P(\frac{1}{2}) = 4(\frac{1}{8}) + 2(\frac{1}{4}) - \frac{3}{2} + 2
P(12)=12+1232+2P(\frac{1}{2}) = \frac{1}{2} + \frac{1}{2} - \frac{3}{2} + 2
P(12)=2232+42P(\frac{1}{2}) = \frac{2}{2} - \frac{3}{2} + \frac{4}{2}
P(12)=32P(\frac{1}{2}) = \frac{3}{2}
(2) 2x+32x+3で割ったときの余りを求めます。
2x+3=02x+3 = 0 を解くと x=32x = -\frac{3}{2} なので、
P(32)P(-\frac{3}{2}) を計算します。
P(32)=4(32)3+2(32)23(32)+2P(-\frac{3}{2}) = 4(-\frac{3}{2})^3 + 2(-\frac{3}{2})^2 - 3(-\frac{3}{2}) + 2
P(32)=4(278)+2(94)+92+2P(-\frac{3}{2}) = 4(-\frac{27}{8}) + 2(\frac{9}{4}) + \frac{9}{2} + 2
P(32)=272+92+92+2P(-\frac{3}{2}) = -\frac{27}{2} + \frac{9}{2} + \frac{9}{2} + 2
P(32)=272+182+42P(-\frac{3}{2}) = -\frac{27}{2} + \frac{18}{2} + \frac{4}{2}
P(32)=52P(-\frac{3}{2}) = -\frac{5}{2}

3. 最終的な答え

2x12x-1で割ったときの余りは 32\frac{3}{2}
2x+32x+3で割ったときの余りは 52-\frac{5}{2}

「代数学」の関連問題

与えられた2次関数 $y = x^2 + 2$ のグラフを描き、軸と頂点を求める問題です。

二次関数グラフ頂点放物線
2025/6/20

放物線を$x$軸方向に1、$y$軸方向に-2だけ平行移動したところ、$y = -2x^2 + 3x - 1$となった。元の放物線の方程式を求める問題です。

放物線平行移動二次関数方程式
2025/6/20

ある放物線をx軸方向に1、y軸方向に-2だけ平行移動した結果、放物線 $y = -2x^2 + 3x - 1$ になった。移動前の放物線の方程式を求める。

二次関数平行移動放物線
2025/6/20

ある放物線を$x$軸方向に$1$, $y$軸方向に$-2$だけ平行移動したところ、移動後の放物線が$y = -2x^2 + 3x - 1$になった。元の放物線の方程式を求めよ。

放物線平行移動二次関数
2025/6/20

与えられた方程式は $0.2x = -12$ です。この方程式を解き、$x$ の値を求めます。

一次方程式方程式の解法代数
2025/6/20

ある放物線を$x$軸方向に1、$y$軸方向に-2だけ平行移動したところ、放物線$y = -2x^2 + 3x - 1$になった。元の放物線の方程式を求めよ。

放物線平行移動二次関数方程式
2025/6/20

問題は、関数 $y = 2(x+1)^2$ のグラフを描くことです。与えられた $x$ の値に対して $y$ の値を計算し、グラフ用紙にプロットします。

二次関数グラフ放物線座標
2025/6/20

与えられた2次関数 $y = 2(x+1)^2$ のグラフを、表を埋めてからグラフ用紙に描く問題です。

二次関数グラフ平行移動頂点
2025/6/20

与えられた関数 $y = 2(x+1)^2$ について、表の $x$ の値に対応する $y$ の値を計算し、それらの点をもとにグラフを描画する問題です。

二次関数グラフ放物線
2025/6/20

問題は、関数 $y=2(x+1)^2$ について、指定された$x$の値に対応する$y$の値を計算し、その結果をグラフにプロットすることです。

二次関数グラフ関数の計算
2025/6/20