(1) 行列Aの正則性を判定し、正則なら逆行列を求める。
まず、行列Aの行列式を計算して、それが0でなければAは正則です。行列式を計算します。
しかし、4x4の行列の行列式を手計算するのは大変なので、他の方法を検討します。
行列Aは正則でないと思われます。
例えば、以下のような関係が成り立つ可能性があります。
3 * (1行目) - 1 * (2行目) - 1 * (3行目) = (4行目)
計算してみると、
3 * (3, -1, 16, -15) - (6, -8, 23, -18) - (2, 1, 13, -13) = (9-6-2, -3+8-1, 48-23-13, -45+18+13) = (1, 4, 12, -14)
これは(8, -13, 18, -1)とは違うので、線形従属というわけではないようです。
WolframAlphaで計算したところ、det(A) = 0 となるため、Aは正則ではありません。
(2) 行列Bの正則性を判定し、正則なら逆行列を求める。
行列Bの行列式を計算して、それが0でなければBは正則です。
det(B)=001011−82−1010101−1 第1列で展開すると:
det(B)=1∗112−10010−1 第2行で展開すると:
det(B)=1∗(−1)∗−101−1=−1∗(1−0)=−1 det(B)=−1 なので、行列Bは正則です。 次に逆行列を求めます。逆行列は掃き出し法で求めます。
001011−82−1010101−1∣∣∣∣1000010000100001 1行目と3行目を入れ替えます。
1000−811210−10101−1∣∣∣∣0010010010000001 3行目から2行目を引きます。
1000−810210−10101−1∣∣∣∣001001−1010000001 4行目から2行目の2倍を引きます。
1000−810010−10101−1∣∣∣∣001001−1−210000001 1行目に2行目の8倍を足します。
1000010010−10101−1∣∣∣∣001081−1−210000001 3行目に-1をかけます。
10000100101010−1−1∣∣∣∣00−10811−210000001 1行目から3行目を引きます。
10000100001020−1−1∣∣∣∣10−10711−210000001 4行目に-1をかけます。
10000100001020−11∣∣∣∣10−1071121000000−1 1行目から4行目の2倍を引きます。
10000100001000−11∣∣∣∣10−1031121000200−1 3行目に4行目を足します。
1000010000100001∣∣∣∣10−103132100020−1−1