(1) 等差数列 19, 23, 27, ... について、第10項から第20項までの和 S を求める。 (2) 等差数列 32, 49, 66, 83, ... について、300 と 500 の間にある項の和 S を求める。

代数学等差数列数列和の公式
2025/6/11

1. 問題の内容

(1) 等差数列 19, 23, 27, ... について、第10項から第20項までの和 S を求める。
(2) 等差数列 32, 49, 66, 83, ... について、300 と 500 の間にある項の和 S を求める。

2. 解き方の手順

(1)
まず、等差数列の一般項を求める。初項を aa、公差を dd とすると、この数列では a=19a = 19, d=2319=4d = 23 - 19 = 4 である。したがって、一般項 ana_nan=a+(n1)d=19+(n1)4=4n+15a_n = a + (n-1)d = 19 + (n-1)4 = 4n + 15 となる。
第10項は a10=4×10+15=55a_{10} = 4 \times 10 + 15 = 55 であり、第20項は a20=4×20+15=95a_{20} = 4 \times 20 + 15 = 95 である。
第10項から第20項までの項数は 2010+1=1120 - 10 + 1 = 11 である。
等差数列の和の公式 Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) を用いて、第10項から第20項までの和 S を計算する。この場合、n=11n = 11, a1=a10=55a_1 = a_{10} = 55, an=a20=95a_n = a_{20} = 95 であるから、
S=112(55+95)=112×150=11×75=825S = \frac{11}{2}(55 + 95) = \frac{11}{2} \times 150 = 11 \times 75 = 825 となる。
(2)
この等差数列の初項は a=32a = 32 であり、公差は d=4932=17d = 49 - 32 = 17 である。したがって、一般項 ana_nan=a+(n1)d=32+(n1)17=17n+15a_n = a + (n-1)d = 32 + (n-1)17 = 17n + 15 となる。
まず、300 より大きい最初の項を求める。
17n+15>30017n + 15 > 300 を解くと 17n>28517n > 285 となり、n>2851716.76n > \frac{285}{17} \approx 16.76 となる。したがって、n=17n = 17 のとき a17=17×17+15=289+15=304>300a_{17} = 17 \times 17 + 15 = 289 + 15 = 304 > 300 となる。
次に、500 より小さい最後の項を求める。
17n+15<50017n + 15 < 500 を解くと 17n<48517n < 485 となり、n<4851728.53n < \frac{485}{17} \approx 28.53 となる。したがって、n=28n = 28 のとき a28=17×28+15=476+15=491<500a_{28} = 17 \times 28 + 15 = 476 + 15 = 491 < 500 となる。
よって、300 と 500 の間にある項は、第17項から第28項までの項である。項数は 2817+1=1228 - 17 + 1 = 12 である。
等差数列の和の公式を用いて、第17項から第28項までの和 S を計算する。
S=122(304+491)=6×795=4770S = \frac{12}{2}(304 + 491) = 6 \times 795 = 4770 となる。

3. 最終的な答え

(1) 825
(2) 4770

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