連立方程式 $\begin{cases} 2x + y = b \\ x + ay = 2 \end{cases}$ が一意に解をもたないとき、定数 $a$ と $b$ の値を求め、連立方程式を解く。
2025/6/11
1. 問題の内容
連立方程式
が一意に解をもたないとき、定数 と の値を求め、連立方程式を解く。
2. 解き方の手順
(1) 連立方程式が一意に解を持たない条件は、2つの式が平行であること、つまり、
が成立することである。 より、 である。
より、 である。
(2) を連立方程式に代入すると、
となる。2番目の式を2倍すると、 となる。
したがって、
となる。
この連立方程式が解を持つためには、 でなければならない。しかし、問題文には一意に解を持たないとあるので、 ではない。
したがって、この連立方程式は解を持たない。
しかし、b=4でないと解が存在しない。
仮にとすると、となり、解は無数に存在する。
を解とすると、は任意の実数を取り得る。
3. 最終的な答え
(1)
(2) のとき、解なし。 のとき、解は (xは任意の実数)。