2つの数、3と9の相加平均と相乗平均をそれぞれ求める。

代数学相加平均相乗平均不等式相加相乗平均の不等式
2025/6/11
## 問題37 (1)の解答

1. 問題の内容

2つの数、3と9の相加平均と相乗平均をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

相加平均は、2つの数の和を2で割ったものです。相乗平均は、2つの数の積の平方根です。
相加平均の計算:
(3+9)/2=12/2=6 (3 + 9) / 2 = 12 / 2 = 6
相乗平均の計算:
3×9=27=33 \sqrt{3 \times 9} = \sqrt{27} = 3\sqrt{3}

3. 最終的な答え

相加平均:6
相乗平均:333\sqrt{3}
## 問題37 (5)の解答

1. 問題の内容

2つの数、27と45の相加平均と相乗平均をそれぞれ求める。

2. 解き方の手順

相加平均は、2つの数の和を2で割ったものです。相乗平均は、2つの数の積の平方根です。
相加平均の計算:
(27+45)/2=72/2=36 (27 + 45) / 2 = 72 / 2 = 36
相乗平均の計算:
27×45=33×32×5=35×5=34×3×5=3215=915 \sqrt{27 \times 45} = \sqrt{3^3 \times 3^2 \times 5} = \sqrt{3^5 \times 5} = \sqrt{3^4 \times 3 \times 5} = 3^2 \sqrt{15} = 9\sqrt{15}

3. 最終的な答え

相加平均:36
相乗平均:9159\sqrt{15}
## 問題38 (1) の解答

1. 問題の内容

x>0x > 0 のとき、不等式 x+25x10x + \frac{25}{x} \geq 10 を証明し、等号が成り立つ条件を求める。

2. 解き方の手順

相加相乗平均の不等式を利用します。x>0x > 0 より、25x>0\frac{25}{x} > 0 であるから、
x+25x2x25x=225=25=10x + \frac{25}{x} \geq 2\sqrt{x \cdot \frac{25}{x}} = 2\sqrt{25} = 2 \cdot 5 = 10
等号が成り立つのは x=25xx = \frac{25}{x} のとき、つまり x2=25x^2 = 25 のときです。x>0x > 0 より、x=5x = 5 となります。

3. 最終的な答え

不等式 x+25x10x + \frac{25}{x} \geq 10 は証明された。等号が成り立つのは x=5x = 5 のとき。
## 問題38 (4) の解答

1. 問題の内容

x>0,y>0x > 0, y > 0 のとき、不等式 x3y+y3x23\frac{x}{3y} + \frac{y}{3x} \geq \frac{2}{3} を証明し、等号が成り立つ条件を求める。

2. 解き方の手順

相加相乗平均の不等式を利用します。x>0,y>0x > 0, y > 0 より、x3y>0,y3x>0\frac{x}{3y} > 0, \frac{y}{3x} > 0 であるから、
x3y+y3x2x3yy3x=219=213=23\frac{x}{3y} + \frac{y}{3x} \geq 2\sqrt{\frac{x}{3y} \cdot \frac{y}{3x}} = 2\sqrt{\frac{1}{9}} = 2 \cdot \frac{1}{3} = \frac{2}{3}
等号が成り立つのは x3y=y3x\frac{x}{3y} = \frac{y}{3x} のとき、つまり 3x2=3y23x^2 = 3y^2 のときです。よって、x2=y2x^2 = y^2 となり、x>0,y>0x > 0, y > 0 より、x=yx = y となります。

3. 最終的な答え

不等式 x3y+y3x23\frac{x}{3y} + \frac{y}{3x} \geq \frac{2}{3} は証明された。等号が成り立つのは x=yx = y のとき。
## 問題39 の解答

1. 問題の内容

a>0,b>0a > 0, b > 0 のとき、不等式 (a+1b)(b+1a)4(a + \frac{1}{b})(b + \frac{1}{a}) \geq 4 を証明し、等号が成り立つ条件を求める。

2. 解き方の手順

展開して整理し、相加相乗平均の不等式を利用します。
(a+1b)(b+1a)=ab+1+1+1ab=ab+1ab+2(a + \frac{1}{b})(b + \frac{1}{a}) = ab + 1 + 1 + \frac{1}{ab} = ab + \frac{1}{ab} + 2
a>0,b>0a > 0, b > 0 より、ab>0ab > 0 であるから、相加相乗平均の不等式を用いて、
ab+1ab2ab1ab=21=2ab + \frac{1}{ab} \geq 2\sqrt{ab \cdot \frac{1}{ab}} = 2\sqrt{1} = 2
したがって、
(a+1b)(b+1a)=ab+1ab+22+2=4(a + \frac{1}{b})(b + \frac{1}{a}) = ab + \frac{1}{ab} + 2 \geq 2 + 2 = 4
等号が成り立つのは ab=1abab = \frac{1}{ab} のとき、つまり a2b2=1a^2b^2 = 1 のときです。a>0,b>0a > 0, b > 0 より、ab=1ab = 1 となります。

3. 最終的な答え

不等式 (a+1b)(b+1a)4(a + \frac{1}{b})(b + \frac{1}{a}) \geq 4 は証明された。等号が成り立つのは ab=1ab = 1 のとき。

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