次の不等式の表す領域を図示せよ。 $(y - x^2 + 1)(y - x - 1) \geq 0$

代数学不等式領域放物線直線グラフ
2025/6/11

1. 問題の内容

次の不等式の表す領域を図示せよ。
(yx2+1)(yx1)0(y - x^2 + 1)(y - x - 1) \geq 0

2. 解き方の手順

与えられた不等式は、2つの因数の積が0以上であることを意味します。したがって、次の2つの場合に分けて考えます。
場合1:両方の因数が0以上である場合
yx2+10y - x^2 + 1 \geq 0 かつ yx10y - x - 1 \geq 0
これは、
yx21y \geq x^2 - 1 かつ yx+1y \geq x + 1
を意味します。
場合2:両方の因数が0以下である場合
yx2+10y - x^2 + 1 \leq 0 かつ yx10y - x - 1 \leq 0
これは、
yx21y \leq x^2 - 1 かつ yx+1y \leq x + 1
を意味します。
それぞれの不等式を図示します。
y=x21y = x^2 - 1 は下に凸な放物線で、頂点は(0, -1)です。
y=x+1y = x + 1 は傾き1、y切片1の直線です。
場合1は、放物線 y=x21y = x^2 - 1 の上側と直線 y=x+1y = x + 1 の上側の共通部分です。
場合2は、放物線 y=x21y = x^2 - 1 の下側と直線 y=x+1y = x + 1 の下側の共通部分です。
境界線 y=x21y = x^2 - 1y=x+1y = x + 1 も領域に含まれます。

3. 最終的な答え

領域は、
yx21y \geq x^2 - 1 かつ yx+1y \geq x + 1
または
yx21y \leq x^2 - 1 かつ yx+1y \leq x + 1
を満たす(x, y)の集合である。これは、放物線 y=x21y=x^2 - 1 と直線 y=x+1y=x+1 によって分けられる領域のうち、両方の式が同時に正または同時に負となる領域を表す。境界線を含む。

「代数学」の関連問題

問題は、複素数の計算を3つ行うことです。 (1) $(2-8i) - (3-8i)$ (2) $(3+4i)(4-3i)$ (3) $\frac{5}{3+4i}$ これらの計算結果を $a+bi$ ...

複素数複素数の計算四則演算共役複素数
2025/6/12

ある品物を定価の2割引きでいくつか買い、1120円支払った。同じ品物を定価の3割5分引きで1個多く買うと975円になる。この品物を定価の1割5分引きで4個買うといくらになるかを求める。

文章問題方程式割合一次方程式
2025/6/12

与えられた連立一次方程式の拡大係数行列を階段行列に変形し、方程式の解を求める問題です。ここでは、(1) から (4) までの連立方程式が与えられています。

連立一次方程式行列拡大係数行列行基本変形階段行列
2025/6/12

1箱6個入りで8kg、6500円のメロンと、1箱4個入りで6kg、5000円のメロンがあります。これらを混ぜて購入したところ、合計の個数が24個、総重量が34kgになりました。このときの支払い金額を求...

連立方程式文章問題方程式
2025/6/12

あるクラスの生徒数を求める問題です。生徒を4人ずつ椅子に座らせると4人が座れず、5人ずつ座らせると1人余り、椅子が2脚余ります。

方程式文章問題一次方程式連立方程式数量算
2025/6/12

50円硬貨と100円硬貨が合計234枚あり、総額は15,400円です。50円硬貨の枚数と100円硬貨の枚数を入れ替えた場合、総額がいくらになるかを求める問題です。

連立方程式文章問題一次方程式
2025/6/12

与えられた4x4行列 $A$ の行列式 $|A|$ を、指定された行(第3行)と列(第4列)でそれぞれ余因子展開を用いて計算します。 $A = \begin{pmatrix} 1 & 0 & 2 & ...

行列式余因子展開行列
2025/6/12

問題は3つあります。 問1は、$n$次正方行列$A$に対して、(1) 余因子$A_{ij}$の定義を答えよ、(2) 行列式$|A|$と余因子の関係について成り立つ等式を述べよ、という問題です。 問2は...

行列行列式余因子余因子展開
2025/6/12

数列 $\{a_n\}$ が $a_n = n+1$ で定義されているとき、$\sum_{i=1}^3 a_i$ の値を求めよ。

数列シグマ
2025/6/12

与えられた3つの行列(i), (ii), (iii)それぞれに対し、3種類の基本行操作(行の入れ替え、行のスカラー倍、ある行にある行のスカラー倍を加える)をそれぞれ2回ずつ(合計6回)行い、新しい行列...

線形代数行列基本行操作線形独立線形従属行列式
2025/6/12