与えられた命題「$n$は2の倍数でない $\implies$ $n$は6の倍数でない」の対偶となる命題と、その真偽を4つの選択肢から選ぶ問題です。ここで、$n$は自然数です。

代数学命題対偶論理倍数真偽
2025/6/11

1. 問題の内容

与えられた命題「nnは2の倍数でない     \implies nnは6の倍数でない」の対偶となる命題と、その真偽を4つの選択肢から選ぶ問題です。ここで、nnは自然数です。

2. 解き方の手順

命題「P    QP \implies Q」の対偶は「¬Q    ¬P\neg Q \implies \neg P」で表されます。ここで、¬P\neg PPPの否定を表します。
与えられた命題は「nnは2の倍数でない     \implies nnは6の倍数でない」なので、PPは「nnは2の倍数でない」であり、QQは「nnは6の倍数でない」です。
したがって、¬P\neg Pは「nnは2の倍数である」であり、¬Q\neg Qは「nnは6の倍数である」となります。
よって、対偶は「nnは6の倍数である     \implies nnは2の倍数である」となります。
次に、この対偶の真偽を判定します。nnが6の倍数であるとき、nnは6で割り切れます。すなわち、n=6kn = 6k (kは整数) と表せます。n=6k=2(3k)n = 6k = 2(3k)より、nnは2の倍数となります。したがって、「nnは6の倍数である     \implies nnは2の倍数である」は真です。
選択肢を確認すると、
①「nnは6の倍数     \implies nnは2の倍数」これは真
②「nnは2の倍数     \implies nnは6の倍数」これは真
③「nnは6の倍数     \implies nnは2の倍数」これは偽
④「nnは2の倍数     \implies nnは6の倍数」これは偽
対偶は①の「nnは6の倍数     \implies nnは2の倍数」であり、真であるため、①が正解となります。

3. 最終的な答え

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