図のように2つの長方形で囲まれた道がある。道の面積を$S$、道の真ん中を通る線の長さを$l$とするとき、$S = 4l$となることを証明する。道の幅は$4m$で、内側の長方形の縦の長さは$a\ m$、横の長さは$l\ m$である。

幾何学面積図形証明長方形
2025/6/11

1. 問題の内容

図のように2つの長方形で囲まれた道がある。道の面積をSS、道の真ん中を通る線の長さをllとするとき、S=4lS = 4lとなることを証明する。道の幅は4m4mで、内側の長方形の縦の長さはa ma\ m、横の長さはl ml\ mである。

2. 解き方の手順

まず、道の面積SSを求める。外側の長方形の縦の長さはa+4+4=a+8 ma + 4 + 4 = a + 8\ m、横の長さはl+4+4=l+8 ml + 4 + 4 = l + 8\ mである。
したがって、外側の長方形の面積は (a+8)(l+8)(a+8)(l+8)、内側の長方形の面積は alalである。道の面積SSは、外側の長方形の面積から内側の長方形の面積を引いたものなので、
S=(a+8)(l+8)alS = (a+8)(l+8) - al
S=al+8a+8l+64alS = al + 8a + 8l + 64 - al
S=8a+8l+64S = 8a + 8l + 64
次に、道の真ん中を通る線の長さllを求める。この線は内側の長方形よりも縦横ともに4 m4\ mずつ長い。したがって、この長方形の縦の長さはa+4 ma + 4\ m、横の長さはl+4 ml + 4\ mである。
道の真ん中を通る線の長さllは、この長方形の周の長さなので、
l=2(a+4)+2(l+4)l = 2(a+4) + 2(l+4)
l=2a+8+2l+8l = 2a + 8 + 2l + 8
l=2a+2l+16l = 2a + 2l + 16
ここで、S=4lS = 4lを証明したいので、右辺を計算する。
4l=4(2a+2l+16)4l = 4(2a + 2l + 16)
4l=8a+8l+644l = 8a + 8l + 64
これは先に求めたSSに等しい。
S=8a+8l+64S = 8a + 8l + 64
したがって、S=4lS = 4lが成り立つ。

3. 最終的な答え

S=4lS = 4lが証明された。

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