問題1は、与えられた連立一次方程式を解く問題です。具体的には、以下の式を満たす $x_1, x_2, x_3$ を求めます。 $\begin{bmatrix} 1 & 2 & -3 \\ -3 & -5 & 7 \\ 2 & 2 & -2 \end{bmatrix} \begin{bmatrix} x_1 \\ x_2 \\ x_3 \end{bmatrix} = \begin{bmatrix} -5 \\ 11 \\ -2 \end{bmatrix}$ 問題2は、与えられた行列 $A$ の逆行列が存在するかどうかを調べ、存在する場合はその逆行列を求める問題です。 $A = \begin{bmatrix} 3 & 2 & -1 \\ 1 & 2 & 1 \\ 1 & -2 & 3 \end{bmatrix}$
2025/6/12
1. 問題の内容
問題1は、与えられた連立一次方程式を解く問題です。具体的には、以下の式を満たす を求めます。
問題2は、与えられた行列 の逆行列が存在するかどうかを調べ、存在する場合はその逆行列を求める問題です。
2. 解き方の手順
問題1: 連立一次方程式を解く
連立一次方程式を行列で表すと、 となります。ここで、
, , です。
掃き出し法を用いて解きます。拡大行列 を作ります。
2行目に1行目の3倍を加えます。
3行目から1行目の2倍を引きます。
3行目に2行目の2倍を加えます。
1行目から2行目の2倍を引きます。
この結果から、 と が得られます。
とおくと、 と となります。
問題2: 逆行列の存在を調べる
行列 の逆行列が存在するかどうかは、行列式 を計算することでわかります。 ならば逆行列が存在し、 ならば逆行列は存在しません。
なので、逆行列 が存在します。
逆行列を求めるために、余因子行列を計算します。
余因子行列 は
転置余因子行列(随伴行列) は
逆行列 は
3. 最終的な答え
問題1の答え:
, ( は任意の実数)
問題2の答え:
逆行列が存在し、