(1) 2点 $A(5, -2)$ と $B(-1, 4)$ を直径の両端とする円の中心 $C$ の座標と半径 $r$ を求め、その方程式を求める。 (2) 中心が点 $C(-2, 1)$ で点 $A(1, -3)$ を通る円の半径 $r$ を求め、その方程式を求める。

幾何学座標方程式距離
2025/6/12

1. 問題の内容

(1) 2点 A(5,2)A(5, -2)B(1,4)B(-1, 4) を直径の両端とする円の中心 CC の座標と半径 rr を求め、その方程式を求める。
(2) 中心が点 C(2,1)C(-2, 1) で点 A(1,3)A(1, -3) を通る円の半径 rr を求め、その方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 2点 AABB を直径の両端とする円の中心 CC は、AABB の中点である。
中点の公式を用いて、CC の座標を求める。
C=(x1+x22,y1+y22)C = (\frac{x_1 + x_2}{2}, \frac{y_1 + y_2}{2})
C=(5+(1)2,2+42)=(42,22)=(2,1)C = (\frac{5 + (-1)}{2}, \frac{-2 + 4}{2}) = (\frac{4}{2}, \frac{2}{2}) = (2, 1)
よって、中心 CC の座標は (2,1)(2, 1) である。
次に、半径 rr を求める。半径は中心 CC と点 AA または点 BB の距離に等しい。点 AA と中心 CC の距離を求める。
r=(x2x1)2+(y2y1)2r = \sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2}
r=(52)2+(21)2=32+(3)2=9+9=18=32r = \sqrt{(5 - 2)^2 + (-2 - 1)^2} = \sqrt{3^2 + (-3)^2} = \sqrt{9 + 9} = \sqrt{18} = 3\sqrt{2}
よって、半径 rr323\sqrt{2} である。
円の方程式は (xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2 で表される。ここで、(a,b)(a, b) は中心の座標、rr は半径である。
中心 CC(2,1)(2, 1) であり、半径 rr323\sqrt{2} なので、円の方程式は
(x2)2+(y1)2=(32)2=18(x - 2)^2 + (y - 1)^2 = (3\sqrt{2})^2 = 18
(2) 中心が C(2,1)C(-2, 1) で点 A(1,3)A(1, -3) を通る円の半径 rr は、点 CC と点 AA の距離に等しい。
r=(x2x1)2+(y2y1)2r = \sqrt{(x_2 - x_1)^2 + (y_2 - y_1)^2}
r=(1(2))2+(31)2=(1+2)2+(4)2=32+16=9+16=25=5r = \sqrt{(1 - (-2))^2 + (-3 - 1)^2} = \sqrt{(1 + 2)^2 + (-4)^2} = \sqrt{3^2 + 16} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5
よって、半径 rr は 5 である。
円の方程式は (xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2 で表される。ここで、(a,b)(a, b) は中心の座標、rr は半径である。
中心 CC(2,1)(-2, 1) であり、半径 rr は 5 なので、円の方程式は
(x(2))2+(y1)2=52=25(x - (-2))^2 + (y - 1)^2 = 5^2 = 25
(x+2)2+(y1)2=25(x + 2)^2 + (y - 1)^2 = 25

3. 最終的な答え

(1) 中心 CC の座標は (2,1)(2, 1)、半径 rr323\sqrt{2}、円の方程式は (x2)2+(y1)2=18(x - 2)^2 + (y - 1)^2 = 18
(2) 半径 rr は 5、円の方程式は (x+2)2+(y1)2=25(x + 2)^2 + (y - 1)^2 = 25

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