炭素繊維強化プラスチック(CFRP)複合材において、繊維方向に平行に荷重を加える場合の弾性率を求めます。繊維の弾性率 $E_f = 230 \text{ GPa}$、母材の弾性率 $E_m = 3 \text{ GPa}$、繊維体積率 $V_f = 0.60$ が与えられています。

応用数学材料力学複合材料弾性率混合則
2025/6/12

1. 問題の内容

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)複合材において、繊維方向に平行に荷重を加える場合の弾性率を求めます。繊維の弾性率 Ef=230 GPaE_f = 230 \text{ GPa}、母材の弾性率 Em=3 GPaE_m = 3 \text{ GPa}、繊維体積率 Vf=0.60V_f = 0.60 が与えられています。

2. 解き方の手順

複合材の弾性率 EcE_c は、繊維方向への荷重に対して混合則を用いて計算できます。混合則は以下の式で表されます。
Ec=VfEf+VmEmE_c = V_f E_f + V_m E_m
ここで、VfV_f は繊維の体積率、EfE_f は繊維の弾性率、VmV_m は母材の体積率、EmE_m は母材の弾性率です。
まず、VmV_m を計算します。複合材全体に対する体積の割合は、繊維と母材の合計で1になるため、
Vm=1Vf=10.60=0.40V_m = 1 - V_f = 1 - 0.60 = 0.40
次に、上記の式にそれぞれの値を代入します。
Ec=(0.60)(230 GPa)+(0.40)(3 GPa)E_c = (0.60)(230 \text{ GPa}) + (0.40)(3 \text{ GPa})
Ec=138 GPa+1.2 GPaE_c = 138 \text{ GPa} + 1.2 \text{ GPa}
Ec=139.2 GPaE_c = 139.2 \text{ GPa}

3. 最終的な答え

139 GPa

「応用数学」の関連問題

完全競争市場におけるある財の需要曲線と供給曲線が与えられています。 需要曲線: $X = 220 - 2P$ 供給曲線: $X = -20 + 2P$ 供給量が120に制限されているときの価格、消費者...

経済学需要と供給消費者余剰生産者余剰総余剰市場均衡
2025/6/13

完全競争市場におけるある財の需要曲線と供給曲線が与えられています。 需要曲線:$X = 220 - 2P$ 供給曲線:$X = -20 + 2P$ ここで、$X$は数量、$P$は価格を表します。 供給...

経済学需要曲線供給曲線市場均衡価格
2025/6/13

完全競争市場において、ある財の需要曲線と供給曲線が与えられています。需要曲線は $X = 220 - 2P$、供給曲線は $X = -20 + 2P$ で表されます。ここで、$X$ は数量、$P$ は...

経済学需要と供給消費者余剰生産者余剰市場均衡
2025/6/13

ある財の需要曲線と供給曲線が与えられています。需要曲線は $X = 220 - 2P$、供給曲線は $X = -20 + 2P$ で表されます。このとき、市場均衡における消費者余剰、生産者余剰、総余剰...

経済学需要曲線供給曲線市場均衡消費者余剰生産者余剰総余剰
2025/6/13

完全競争市場におけるある財の需要曲線と供給曲線が与えられており、市場均衡における消費者余剰を求める問題です。需要曲線は $X = 220 - 2P$、供給曲線は $X = -20 + 2P$ で表され...

経済学需要曲線供給曲線消費者余剰市場均衡数式処理
2025/6/13

与えられた不等式 $x \ge 0, y \ge 0, x+3y \le 15, x+y \le 8, 2x+y \le 10$ を満たす領域Dを図示し、領域D内を点$(x, y)$が動くときの、$3...

線形計画法不等式領域最大値
2025/6/13

一周400mのトラックを、Pは時速9.4km、Qは時速8.6kmで同じ場所から同時に逆方向に走り始めたとき、二人が最初にすれ違うのは何秒後かを求める。

速度距離時間相対速度方程式
2025/6/13

スマートフォンを分割払いで購入する。購入時に頭金を支払い、残額を6回均等払いで支払う。残額の20%の利子が加算された金額を6等分して支払う。頭金として購入価格の20%を支払う場合、その後の分割払いの1...

割合金利計算代数方程式
2025/6/13

以下の仮想的なマクロ経済における労働分配率を求めます。表には、農家、製粉所、パン工場の付加価値、雇用者報酬、営業余剰、合計が記載されています。

マクロ経済学労働分配率経済指標割合
2025/6/13

橋の上から物体Aを自由落下させ、その1.0秒後に同じ位置から物体Bを初速度14.7 m/sで鉛直下向きに投げ下ろしたところ、AとBは同時に水面に達した。重力加速度の大きさを $9.8 m/s^2$ と...

力学運動自由落下v-tグラフ物理
2025/6/13