## 問題の内容

幾何学軌跡放物線接線
2025/6/12
## 問題の内容
(x+2)2+y2=1(x+2)^2 + y^2 = 1 と直線 x=1x=1 の両方に接する円の中心Pの軌跡を求めます。
## 解き方の手順

1. 求める円の中心を P$(x, y)$、半径を $r$ とします。

2. 円 $(x+2)^2 + y^2 = 1$ は、中心 $(-2, 0)$、半径 $1$ の円です。

3. 円Pと円 $(x+2)^2 + y^2 = 1$ が接するので、中心間の距離は半径の和または差に等しくなります。つまり、

(x+2)2+y2=r±1\sqrt{(x+2)^2 + y^2} = r \pm 1

4. 円Pが直線 $x=1$ に接するので、中心Pと直線 $x=1$ の距離は半径 $r$ に等しくなります。つまり、

x1=r|x-1| = r

5. 3.と4.の式から $r$ を消去します。

(x+2)2+y2=x1±1\sqrt{(x+2)^2 + y^2} = |x-1| \pm 1

6. 両辺を2乗します。

(x+2)2+y2=(x1±1)2(x+2)^2 + y^2 = (|x-1| \pm 1)^2
(x+2)2+y2=(x1)2±2x1+1(x+2)^2 + y^2 = (x-1)^2 \pm 2|x-1| + 1
x2+4x+4+y2=x22x+1±2x1+1x^2+4x+4 + y^2 = x^2 - 2x + 1 \pm 2|x-1| + 1
y2+6x+2=±2x1y^2 + 6x + 2 = \pm 2|x-1|

7. 場合分けをします。

(i) x1x \geq 1 のとき、
y2+6x+2=±2(x1)y^2 + 6x + 2 = \pm 2(x-1)
y2+6x+2=2x2y^2 + 6x + 2 = 2x - 2 または y2+6x+2=2x+2y^2 + 6x + 2 = -2x + 2
y2=4x4y^2 = -4x - 4 または y2=8xy^2 = -8x
y2=4(x+1)y^2 = -4(x+1) または y2=8xy^2 = -8x
x1x \geq 1 より y2=4(x+1)y^2 = -4(x+1) は解なし。
よって、 y2=8xy^2 = -8x, x1x \geq 1
(ii) x<1x < 1 のとき、
y2+6x+2=±2(1x)y^2 + 6x + 2 = \pm 2(1-x)
y2+6x+2=22xy^2 + 6x + 2 = 2 - 2x または y2+6x+2=2+2xy^2 + 6x + 2 = -2 + 2x
y2=8xy^2 = -8x または y2=4x4y^2 = -4x - 4
y2=8xy^2 = -8x または y2=4(x+1)y^2 = -4(x+1)
x<1x < 1 より y2=8xy^2 = -8x , x<1x < 1 または y2=4(x+1)y^2 = -4(x+1), x<1x < 1

8. 円の半径 $r$ は常に正である必要があるため、$r = |x-1|$ > 0 を満たす必要があります。これは $x \neq 1$ を意味します。

## 最終的な答え
求める軌跡は、以下の放物線の一部です。
y2=8xy^2 = -8x (x<1x<1 かつ x1x \ge 1) これは x1x \neq 1 を満たします。
y2=4(x+1)y^2 = -4(x+1) (x<1x<1)

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