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1. 問題の内容
問題は3つの命題について、それぞれの命題が条件として何であるか(必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもない)を答えるものです。
(1) であることは、 であるための何条件か。
(2) であることは、 であるための何条件か。
(3) であることは、またはであるための何条件か。
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2. 解き方の手順
(1) であることは、 であるための何条件か。
* が成り立つとき、 であることを示す。
これが成り立つのは、 のときである。
したがって、 は真である。つまり、 は であるための十分条件である。
* のとき、 が成り立つことを示す。
ならば、とは同符号またはどちらかが0である。
このとき、 が成り立つ。
したがって、 は真である。つまり、 は であるための十分条件である。
したがって、 は であるための必要十分条件である。
(2) であることは、 であるための何条件か。
* が成り立つとき、 であることを示す。
ならば、 かつ でなければならない。なぜなら、 かつ であるから。
したがって、 かつ である。
よって、 は真である。
したがって、 は であるための必要条件である。
ただし、でなければならないので十分条件ではない。
* のとき、 が成り立つことを示す。
でも、が0でなければは成立しない。
は偽である。
したがって、 は であるための十分条件ではない。
は かつ であるための必要条件である。
(3) であることは、 または であるための何条件か。
* が成り立つとき、 または であることを示す。
ならば、 である。
のとき、 である。
のとき、 である。
したがって、 または とは限らない。たとえばのとき、であるが、でもでもない。
したがって、 または は偽である。
したがって、 は または であるための十分条件ではない。
* または のとき、 が成り立つことを示す。
のとき、 であり、 となるのは のときである。
のとき、 であり、 となるのは のときである。
または \Rightarrow x+y = 0 は偽である. なぜなら、 でも でもなくても、 となる場合があるから。(例えば、)
したがって、 または は であるための必要条件ではない。
したがって、 は または であるための必要条件でも十分条件でもない。
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3. 最終的な答え
(1) 必要十分条件
(2) 必要条件
(3) 必要条件でも十分条件でもない