(1) 放物線 $y = x^2 - 4x$ を、$x$軸方向に2、$y$軸方向に-1だけ平行移動した後の放物線の方程式を求めます。 (2) ある放物線を$x$軸方向に1、$y$軸方向に-2だけ平行移動した後、$x$軸に関して対称移動したところ、放物線 $y = -x^2 - 3x + 3$ となりました。もとの放物線の方程式を求めます。

代数学放物線平行移動二次関数対称移動
2025/6/12
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

(1) 放物線 y=x24xy = x^2 - 4x を、xx軸方向に2、yy軸方向に-1だけ平行移動した後の放物線の方程式を求めます。
(2) ある放物線をxx軸方向に1、yy軸方向に-2だけ平行移動した後、xx軸に関して対称移動したところ、放物線 y=x23x+3y = -x^2 - 3x + 3 となりました。もとの放物線の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 平行移動
xx軸方向にppyy軸方向にqqだけ平行移動すると、xxxpx-pyyyqy-qに置き換わります。
与えられた放物線 y=x24xy = x^2 - 4x を、xx軸方向に2、yy軸方向に-1だけ平行移動すると、
y(1)=(x2)24(x2)y - (-1) = (x-2)^2 - 4(x-2)
y+1=x24x+44x+8y + 1 = x^2 - 4x + 4 - 4x + 8
y+1=x28x+12y + 1 = x^2 - 8x + 12
y=x28x+11y = x^2 - 8x + 11
(2) 逆算による元の放物線の特定
まず、xx軸に関して対称移動する前の放物線を求めます。xx軸に関して対称移動すると、yyy-yに置き換わるので、
y=x23x+3-y = -x^2 - 3x + 3
y=x2+3x3y = x^2 + 3x - 3
次に、xx軸方向に1、yy軸方向に-2だけ平行移動する前の放物線を求めます。
平行移動の逆変換を考え、xxx+1x+1yyy+2y+2に置き換えます。
y+2=(x+1)2+3(x+1)3y + 2 = (x+1)^2 + 3(x+1) - 3
y+2=x2+2x+1+3x+33y + 2 = x^2 + 2x + 1 + 3x + 3 - 3
y+2=x2+5x+1y + 2 = x^2 + 5x + 1
y=x2+5x1y = x^2 + 5x - 1

3. 最終的な答え

(1) y=x28x+11y = x^2 - 8x + 11
(2) y=x2+5x1y = x^2 + 5x - 1

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