$|\vec{a}| = 2$, $|\vec{b}| = 1$ であり、$\vec{a} + \vec{b}$ と $2\vec{a} - 5\vec{b}$ が垂直であるとき、$\vec{a}$ と $\vec{b}$ のなす角 $\theta$ の大きさを求める問題です。

幾何学ベクトル内積角度空間ベクトル
2025/6/12

1. 問題の内容

a=2|\vec{a}| = 2, b=1|\vec{b}| = 1 であり、a+b\vec{a} + \vec{b}2a5b2\vec{a} - 5\vec{b} が垂直であるとき、a\vec{a}b\vec{b} のなす角 θ\theta の大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

a+b\vec{a} + \vec{b}2a5b2\vec{a} - 5\vec{b} が垂直であることから、内積が0になるという条件を使います。
つまり、(a+b)(2a5b)=0(\vec{a} + \vec{b}) \cdot (2\vec{a} - 5\vec{b}) = 0 が成り立ちます。
内積の性質を利用して式を展開します。
(a+b)(2a5b)=2aa5ab+2ba5bb=0(\vec{a} + \vec{b}) \cdot (2\vec{a} - 5\vec{b}) = 2\vec{a} \cdot \vec{a} - 5\vec{a} \cdot \vec{b} + 2\vec{b} \cdot \vec{a} - 5\vec{b} \cdot \vec{b} = 0
ab=ba\vec{a} \cdot \vec{b} = \vec{b} \cdot \vec{a} であることを用いると、
2a23ab5b2=02|\vec{a}|^2 - 3\vec{a} \cdot \vec{b} - 5|\vec{b}|^2 = 0
問題文より a=2|\vec{a}| = 2b=1|\vec{b}| = 1 を代入します。
2(2)23ab5(1)2=02(2)^2 - 3\vec{a} \cdot \vec{b} - 5(1)^2 = 0
83ab5=08 - 3\vec{a} \cdot \vec{b} - 5 = 0
33ab=03 - 3\vec{a} \cdot \vec{b} = 0
ab=1\vec{a} \cdot \vec{b} = 1
内積の定義 ab=abcosθ\vec{a} \cdot \vec{b} = |\vec{a}||\vec{b}|\cos\theta を用います。
abcosθ=1|\vec{a}||\vec{b}|\cos\theta = 1
21cosθ=12 \cdot 1 \cdot \cos\theta = 1
cosθ=12\cos\theta = \frac{1}{2}
よって、θ=π3\theta = \frac{\pi}{3} (または 6060^{\circ}) となります。

3. 最終的な答え

θ=π3\theta = \frac{\pi}{3}

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