この級数の各項は、n(n+1)1 の形をしています。この項を部分分数分解すると、 n(n+1)1=n1−n+11 となります。したがって、級数は以下のように書き換えられます。
(11−21)+(21−31)+(31−41)+⋯ これは望遠鏡級数(telescoping series)と呼ばれるもので、多くの項が互いに打ち消し合い、最初の項と最後の項だけが残ります。
具体的には、第n項までの和を Sn とすると、 Sn=(1−21)+(21−31)+(31−41)+⋯+(n1−n+11) =1−n+11 求める無限級数の和は、n→∞ のときの Sn の極限です。 limn→∞Sn=limn→∞(1−n+11)=1−0=1