問題は3つのパートに分かれています。 (1) ある都市における夏の1週間の最高気温のデータが与えられており、8月4日の気温が$x$とされています。データの平均値が33℃であるとき、$x$の値を求め、そのときのデータの標準偏差を求めます。 (2) 5つの値9, 5, 7, 11, 8からなるデータの分散の値を求めます。 (3) 6個の値21, 13, 16, 15, 18, $x$からなるデータの平均値が$x-2$のとき、$x$の値を求めます。

確率論・統計学平均標準偏差分散データの分析
2025/6/13

1. 問題の内容

問題は3つのパートに分かれています。
(1) ある都市における夏の1週間の最高気温のデータが与えられており、8月4日の気温がxxとされています。データの平均値が33℃であるとき、xxの値を求め、そのときのデータの標準偏差を求めます。
(2) 5つの値9, 5, 7, 11, 8からなるデータの分散の値を求めます。
(3) 6個の値21, 13, 16, 15, 18, xxからなるデータの平均値がx2x-2のとき、xxの値を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
平均値の計算: 7日間の最高気温の合計を7で割ると平均値が得られます。
34+31+29+x+34+35+347=33 \frac{34+31+29+x+34+35+34}{7} = 33
xx の計算: 上記の式からxxの値を求めます。
34+31+29+x+34+35+34=33×7 34+31+29+x+34+35+34 = 33 \times 7
197+x=231 197 + x = 231
x=231197 x = 231 - 197
x=34 x = 34
標準偏差の計算:
各データの平均値からの偏差を計算します。
3433=134-33 = 1
3133=231-33 = -2
2933=429-33 = -4
3433=134-33 = 1
3433=134-33 = 1
3533=235-33 = 2
3433=134-33 = 1
偏差の二乗を計算します。
12=11^2 = 1
(2)2=4(-2)^2 = 4
(4)2=16(-4)^2 = 16
12=11^2 = 1
12=11^2 = 1
22=42^2 = 4
12=11^2 = 1
偏差の二乗の平均を計算します。
1+4+16+1+1+4+17=287=4\frac{1+4+16+1+1+4+1}{7} = \frac{28}{7} = 4
標準偏差は分散の平方根なので、4=2 \sqrt{4} = 2
(2)
平均値の計算: 5つの値の合計を5で割ると平均値が得られます。
9+5+7+11+85=405=8 \frac{9+5+7+11+8}{5} = \frac{40}{5} = 8
各データの平均値からの偏差を計算します。
98=19-8 = 1
58=35-8 = -3
78=17-8 = -1
118=311-8 = 3
88=08-8 = 0
偏差の二乗を計算します。
12=11^2 = 1
(3)2=9(-3)^2 = 9
(1)2=1(-1)^2 = 1
32=93^2 = 9
02=00^2 = 0
偏差の二乗の平均を計算します。
1+9+1+9+05=205=4 \frac{1+9+1+9+0}{5} = \frac{20}{5} = 4
(3)
平均値の計算: 6個の値の合計を6で割ると平均値が得られます。
21+13+16+15+18+x6=x2 \frac{21+13+16+15+18+x}{6} = x - 2
21+13+16+15+18+x=6(x2) 21+13+16+15+18+x = 6(x - 2)
83+x=6x12 83 + x = 6x - 12
83+12=6xx 83 + 12 = 6x - x
95=5x 95 = 5x
x=955=19 x = \frac{95}{5} = 19

3. 最終的な答え

(1) xxの値は34です。このときのデータの標準偏差は2です。
(2) 5つの値9, 5, 7, 11, 8からなるデータの分散の値は4です。
(3) xx = 19です。

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