1つの行に8個ずつ自然数を書き並べたとき、どの縦に並ぶ3つの数についても、最も小さい数と真ん中の数の積と、最も大きい数と真ん中の数の積との平均 $M$ は、真ん中の数の平方になることを証明せよ。ただし、縦に並ぶ3つの数の最も小さい数を $n$ (自然数)とする。

代数学整数の性質式の展開平均平方根
2025/6/14

1. 問題の内容

1つの行に8個ずつ自然数を書き並べたとき、どの縦に並ぶ3つの数についても、最も小さい数と真ん中の数の積と、最も大きい数と真ん中の数の積との平均 MM は、真ん中の数の平方になることを証明せよ。ただし、縦に並ぶ3つの数の最も小さい数を nn (自然数)とする。

2. 解き方の手順

縦に並ぶ3つの数を nn を用いて表すと、nn, n+8n+8, n+16n+16 となる。
真ん中の数は n+8n+8 である。
最も小さい数と真ん中の数の積は n(n+8)n(n+8) である。
最も大きい数と真ん中の数の積は (n+16)(n+8)(n+16)(n+8) である。
これらの積の平均 MM は次のように表せる。
M=n(n+8)+(n+16)(n+8)2M = \frac{n(n+8) + (n+16)(n+8)}{2}
M=(n+8)(n+n+16)2M = \frac{(n+8)(n + n+16)}{2}
M=(n+8)(2n+16)2M = \frac{(n+8)(2n+16)}{2}
M=(n+8)2(n+8)2M = \frac{(n+8)2(n+8)}{2}
M=(n+8)(n+8)M = (n+8)(n+8)
M=(n+8)2M = (n+8)^2
よって、MM は真ん中の数の平方 (n+8)2(n+8)^2 となる。

3. 最終的な答え

最も小さい数と真ん中の数の積と、最も大きい数と真ん中の数の積との平均は、真ん中の数の平方となる。

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