行列の階数は、行列を簡約化(行基本変形)した際に現れる、0でない行の数です。各行列について、以下の手順で階数を求めます。
(1)
125023247 2行目から1行目の2倍を引く。3行目から1行目の5倍を引く。
10002320−3 3行目から2行目の1.5倍を引く。
10002020−3 3行とも0でないので、階数は3。
(2)
0232471126815 1行目と2行目を入れ替える。
2034271128615 3行目から1行目の1.5倍を引く。
200421110.5863 3行目から2行目の0.5倍を引く。
200420110860 0でない行は2つなので、階数は2。
(3)
101−120−143−1−2101−11−1210 3行目から1行目を引く。4行目に1行目を足す。5行目から1行目の2倍を引く。
100000−143−1−212−131−112−2 3行目に2行目の4倍を足す。4行目に2行目の3倍を足す。5行目から2行目を引く。
100000−1000−216221−1−3−1−1 5行目から4行目を引く。
100000−1000−216201−1−3−10 4行目から3行目の1/3倍を引く。
100000−1000−216001−1−300 0でない行は3つなので、階数は3。
(4)
2351143111249−1136 計算を省略すると、簡約化された行列は
1000010000100001 0でない行は4つなので、階数は4。
(5)
1234523456345674567856789 簡約化すると
100002−10003−20004−30005−4000 0でない行は2つなので、階数は2。
(6)
−11−22111−671−23−3−41 簡約化すると
100010−3−10−100−1−20 0でない行は2つなので、階数は2。