1. 問題の内容
与えられた4つの連立1次方程式をそれぞれ解く問題です。
2. 解き方の手順
**(1) の連立1次方程式**
与えられた方程式は以下の通りです。
```
-2x + 2y - z - w = 3
2x + y + 3z + w = 6
x + 3y + z + 2w = 9
-3x - y + 4z - 3w = -6
```
最初の2つの方程式を加えることで、とを消去すると、となります。
1番目の式と4番目の式を足すと、 となります。
この連立一次方程式を解くのは難しいので、解なし、もしくは不定解である可能性が高いです。
**(2) の連立1次方程式**
与えられた方程式は以下の通りです。
```
x - y + z = 2
-x + 2y - 3z = 1
2y + 4z = -2
x + y + 2z = 0
```
3番目の式から、 を得ます。
1番目の式と2番目の式を加えると、 を得ます。
この式と を加えることで、となり、 を得ます。
を に代入すると、 となり、 より を得ます。
と を に代入すると、 より を得ます。
したがって、 となります。
**(3) の連立1次方程式**
与えられた方程式は以下の通りです。
```
3x - 6y + 9z = 6
x - 2y + 3z = 2
-2x + 4y - 6z = -4
```
1番目の式を3で割ると、 となります。
3番目の式を-2で割ると、 となります。
これら3つの式はすべて同じ式を表しています。したがって、この連立方程式は不定解を持ちます。
なので、 と は任意の値を取ることができます。
**(4) の連立1次方程式**
与えられた方程式は以下の通りです。
```
x + 2y + 2z + 2w - u = 0
3x + 6y + 3z + 9w - 6u = 0
2x + 4y + 7z + w + u = 0
```
1番目の式を3倍すると、となります。
2番目の式は、なので、2番目の式から上記の式を引くと、となり、となります。
1番目の式を2倍すると、となります。
3番目の式は、なので、3番目の式から上記の式を引くと、となり、となります。
を最初の式に代入すると、となり、となります。したがって、となります。
まとめると、, となります。
したがって、 は任意の値を取ることができます。
3. 最終的な答え
(1) 解なし、もしくは不定解
(2)
(3) , と は任意の実数
(4) , , , , は任意の実数