まず、与えられた命題をP → Qとします。
Q: 2∣x−1∣−x≥0 (1) 逆: Q → P
2∣x−1∣−x≥0 ならば x≥2 選択肢の3番が該当します。
真偽を判定します。
2∣x−1∣−x≥0を満たすxはx≥2を満たす必要があります。x=0のとき、2∣0−1∣−0=2≥0となり、2∣x−1∣−x≥0を満たしますが、x≥2を満たしません。したがって、逆は偽です。 (2) 裏: ¬P → ¬Q
x<2 ならば 2∣x−1∣−x<0 選択肢の2番が該当します。
真偽を判定します。
x<2のとき、2∣x−1∣−x<0が常に成り立つかを考えます。x=0のとき、2∣0−1∣−0=2となり、2∣x−1∣−x≥0となります。したがって、裏は偽です。 (3) 対偶: ¬Q → ¬P
2∣x−1∣−x<0 ならば x<2 選択肢の4番が該当します。
真偽を判定します。
対偶は元の命題の真偽と一致するので、まず元の命題の真偽を判定します。
x≥2のとき、x−1≥1なので、∣x−1∣=x−1です。 したがって、2∣x−1∣−x=2(x−1)−x=2x−2−x=x−2となります。 x≥2のとき、x−2≥0なので、2∣x−1∣−x≥0となります。 したがって、元の命題は真です。よって、対偶も真です。