連立一次方程式が非自明解を持つためには、係数行列の行列式が0でなければなりません。係数行列は次のようになります。
t11−11−t3t1 この行列の行列式を計算します。
det=t1−tt1−(−1)11t1+3111−t =t(1−(−t2))+(1−t)+3(−t−1) =t(1+t2)+1−t−3t−3 =t+t3+1−4t−3 =t3−3t−2 非自明解を持つためには、det=0 である必要があります。したがって、 t3−3t−2=0 この3次方程式を解きます。t=−1 を代入すると、 (−1)3−3(−1)−2=−1+3−2=0 となるので、t=−1 は解の一つです。したがって、t+1 は t3−3t−2 の因数です。多項式除算を行うと、 t3−3t−2=(t+1)(t2−t−2) さらに、t2−t−2 を因数分解すると、 t2−t−2=(t+1)(t−2) したがって、
t3−3t−2=(t+1)2(t−2)=0 よって、t=−1,2 が解となります。