一辺の長さが6の正方形ABCDがある。点Pが毎秒2の速さで頂点Bを出発し、C, Dを通ってAまで進む。点PがBを出発してx秒後のAPの長さの2乗をyとする。 (1) yをxの関数として表せ。 (2) (1)の関数のグラフをかけ。

幾何学正方形三平方の定理二次関数場合分け
2025/6/14
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。

1. 問題の内容

一辺の長さが6の正方形ABCDがある。点Pが毎秒2の速さで頂点Bを出発し、C, Dを通ってAまで進む。点PがBを出発してx秒後のAPの長さの2乗をyとする。
(1) yをxの関数として表せ。
(2) (1)の関数のグラフをかけ。

2. 解き方の手順

(1) yをxの関数として表す。
点Pの位置によって場合分けを行います。
(i) 0x30 \le x \le 3 のとき: 点Pは辺BC上にあります。
このとき、BP=2xBP = 2x なので、CP=62xCP = 6 - 2x となります。
三平方の定理より、
AP2=AB2+BP2=62+(62x)2=36+3624x+4x2=4x224x+72AP^2 = AB^2 + BP^2 = 6^2 + (6 - 2x)^2 = 36 + 36 - 24x + 4x^2 = 4x^2 - 24x + 72.
よって、y=4x224x+72y = 4x^2 - 24x + 72.
(ii) 3x63 \le x \le 6 のとき: 点Pは辺CD上にあります。
このとき、CP=2x6CP = 2x - 6 なので、DP=6(2x6)=122xDP = 6 - (2x - 6) = 12 - 2xとなります。
三平方の定理より、
AP2=AD2+DP2=62+(122x)2=36+14448x+4x2=4x248x+180AP^2 = AD^2 + DP^2 = 6^2 + (12 - 2x)^2 = 36 + 144 - 48x + 4x^2 = 4x^2 - 48x + 180.
よって、y=4x248x+180y = 4x^2 - 48x + 180.
(iii) 6x96 \le x \le 9 のとき: 点Pは辺DA上にあります。
このとき、DP=2x12DP = 2x - 12 なので、AP=6(2x12)=182xAP = 6 - (2x - 12) = 18 - 2x となります。
よって、y=(182x)2=4x272x+324y = (18 - 2x)^2 = 4x^2 - 72x + 324.
したがって、
y={4x224x+72(0x3)4x248x+180(3x6)4x272x+324(6x9)y = \begin{cases} 4x^2 - 24x + 72 & (0 \le x \le 3) \\ 4x^2 - 48x + 180 & (3 \le x \le 6) \\ 4x^2 - 72x + 324 & (6 \le x \le 9) \end{cases}
(2) (1)の関数のグラフをかく。
(i) 0x30 \le x \le 3 のとき、y=4(x3)2+36y = 4(x - 3)^2 + 36。 頂点は(3,36)(3, 36)
(ii) 3x63 \le x \le 6 のとき、y=4(x6)2+36y = 4(x - 6)^2 + 36。 頂点は(6,36)(6, 36)
(iii) 6x96 \le x \le 9 のとき、y=4(x9)2+36y = 4(x - 9)^2 + 36。 頂点は(9,36)(9, 36)

3. 最終的な答え

(1)
y={4x224x+72(0x3)4x248x+180(3x6)4x272x+324(6x9)y = \begin{cases} 4x^2 - 24x + 72 & (0 \le x \le 3) \\ 4x^2 - 48x + 180 & (3 \le x \le 6) \\ 4x^2 - 72x + 324 & (6 \le x \le 9) \end{cases}
(2) グラフは省略します。上記を参考にグラフを作成してください。

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