与えられた2つの命題について、それぞれの否定を述べ、元の命題とその否定の真偽を判定する。 (1) すべての実数 $x$ について、$(x+1)^2 > 0$ (2) ある自然数 $n$ について、$n^2 = 5$
2025/6/15
1. 問題の内容
与えられた2つの命題について、それぞれの否定を述べ、元の命題とその否定の真偽を判定する。
(1) すべての実数 について、
(2) ある自然数 について、
2. 解き方の手順
(1) の手順:
1. 命題の否定を述べる。
* 元の命題が「すべての について 」という形であるとき、その否定は「ある について 」となる。
2. 元の命題の真偽を判定する。
3. 否定の真偽を判定する。
(2) の手順:
1. 命題の否定を述べる。
* 元の命題が「ある について 」という形であるとき、その否定は「すべての について 」となる。
2. 元の命題の真偽を判定する。
3. 否定の真偽を判定する。
(1) の解答:
1. 否定:「ある実数 $x$ について、$(x+1)^2 \leq 0$」
2. 元の命題の真偽:
のとき、 となり、 を満たさない。したがって、元の命題は偽である。
3. 否定の真偽:
のとき、 となり、 を満たす。したがって、否定は真である。
(2) の解答:
1. 否定:「すべての自然数 $n$ について、$n^2 \neq 5$」
2. 元の命題の真偽:
となる自然数 は存在しない。( は無理数であるため) したがって、元の命題は偽である。
3. 否定の真偽:
すべての自然数 に対して、 は と異なる。したがって、否定は真である。
3. 最終的な答え
(1)
* 否定:ある実数 について、
* 元の命題:偽
* 否定:真
(2)
* 否定:すべての自然数 について、
* 元の命題:偽
* 否定:真