与えられた2つの命題について、それぞれの真偽を調べ、さらに逆を述べ、その逆の真偽を調べる問題です。 (1) $n$ は8の倍数 $\Rightarrow$ $n$ は4の倍数 (2) $n$ は12の正の約数 $\Rightarrow$ $n$ は6の正の約数
2025/6/15
1. 問題の内容
与えられた2つの命題について、それぞれの真偽を調べ、さらに逆を述べ、その逆の真偽を調べる問題です。
(1) は8の倍数 は4の倍数
(2) は12の正の約数 は6の正の約数
2. 解き方の手順
(1)
* **元の命題の真偽:**
が8の倍数であるとき、 (kは自然数) と表せる。
となり、 は4の倍数である。したがって、元の命題は真である。
* **逆の命題:**
は4の倍数 は8の倍数
* **逆の命題の真偽:**
が4の倍数であっても、8の倍数とは限らない。例えば、 は4の倍数だが、8の倍数ではない。したがって、逆の命題は偽である。
(2)
* **元の命題の真偽:**
12の正の約数は、1, 2, 3, 4, 6, 12 である。これらの数はすべて6の正の約数(1, 2, 3, 6)でもある。したがって、元の命題は真である。
* **逆の命題:**
は6の正の約数 は12の正の約数
* **逆の命題の真偽:**
6の正の約数は、1, 2, 3, 6 である。これらの数はすべて12の正の約数(1, 2, 3, 4, 6, 12)でもある。したがって、逆の命題は真である。
3. 最終的な答え
(1)
* 元の命題: 真
* 逆の命題: は4の倍数 は8の倍数
* 逆の命題: 偽
(2)
* 元の命題: 真
* 逆の命題: は6の正の約数 は12の正の約数
* 逆の命題: 真