四面体OABCにおいて、OA = OB = OC = AC = 1、AB = BC = √3である。辺BCを1:2に内分する点をDとし、線分ODを3:1に内分する点をEとする。また、点Eから直線ABに引いた垂線と直線ABとの交点をHとする。ベクトルOA = a、ベクトルOB = b、ベクトルOC = cとする。 (1) ベクトルOEをベクトルb、ベクトルcを用いて表せ。また、内積ベクトルb・ベクトルcの値を求めよ。 (2) ベクトルOHをベクトルa、ベクトルbを用いて表せ。 (3) 線分EH上の点をPとし、三角形OAPの重心をGとする。点Pが線分EH上を動くとき、点Gが描く線分の長さを求めよ。
2025/6/15
1. 問題の内容
四面体OABCにおいて、OA = OB = OC = AC = 1、AB = BC = √3である。辺BCを1:2に内分する点をDとし、線分ODを3:1に内分する点をEとする。また、点Eから直線ABに引いた垂線と直線ABとの交点をHとする。ベクトルOA = a、ベクトルOB = b、ベクトルOC = cとする。
(1) ベクトルOEをベクトルb、ベクトルcを用いて表せ。また、内積ベクトルb・ベクトルcの値を求めよ。
(2) ベクトルOHをベクトルa、ベクトルbを用いて表せ。
(3) 線分EH上の点をPとし、三角形OAPの重心をGとする。点Pが線分EH上を動くとき、点Gが描く線分の長さを求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
まず、ベクトルODをベクトルOBとベクトルOCで表す。DはBCを1:2に内分する点なので、
次に、ベクトルOEをベクトルODで表す。EはODを3:1に内分する点なので、
したがって、となる。
次に、内積ベクトルb・ベクトルcの値を求める。
、を代入すると、
(2)
EからABに下ろした垂線の足をHとするので、ベクトルEHはベクトルABに垂直である。
とおくと、
なので、より、
、、、、を代入すると、
(3)
Pは線分EH上にあるので、
Gは三角形OAPの重心なので、
点Gの座標を(x,y,z)とおくと、なので、
、、
をとに代入すると、
より、
Gが描く線分の長さは、
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)
(3)