ベクトルの問題です。 $|\vec{a}| = 1$, $|\vec{b}| = 2$ で、$\vec{a} - \vec{b}$ と $5\vec{a} + 2\vec{b}$ が垂直であるとき、$\vec{a} \cdot \vec{b}$ の値と、$\vec{a}$ と $\vec{b}$ のなす角を求めます。

幾何学ベクトル内積ベクトルのなす角
2025/6/15

1. 問題の内容

ベクトルの問題です。
a=1|\vec{a}| = 1, b=2|\vec{b}| = 2 で、ab\vec{a} - \vec{b}5a+2b5\vec{a} + 2\vec{b} が垂直であるとき、ab\vec{a} \cdot \vec{b} の値と、a\vec{a}b\vec{b} のなす角を求めます。

2. 解き方の手順

ab\vec{a} - \vec{b}5a+2b5\vec{a} + 2\vec{b} が垂直であることから、内積が0になることを利用します。
(ab)(5a+2b)=0(\vec{a} - \vec{b}) \cdot (5\vec{a} + 2\vec{b}) = 0
この式を展開します。
5aa+2ab5ba2bb=05\vec{a} \cdot \vec{a} + 2\vec{a} \cdot \vec{b} - 5\vec{b} \cdot \vec{a} - 2\vec{b} \cdot \vec{b} = 0
内積の性質 aa=a2\vec{a} \cdot \vec{a} = |\vec{a}|^2ab=ba\vec{a} \cdot \vec{b} = \vec{b} \cdot \vec{a} を利用します。
5a23ab2b2=05|\vec{a}|^2 - 3\vec{a} \cdot \vec{b} - 2|\vec{b}|^2 = 0
問題文より a=1|\vec{a}| = 1b=2|\vec{b}| = 2 を代入します。
5(1)23ab2(2)2=05(1)^2 - 3\vec{a} \cdot \vec{b} - 2(2)^2 = 0
53ab8=05 - 3\vec{a} \cdot \vec{b} - 8 = 0
3ab=3-3\vec{a} \cdot \vec{b} = 3
ab=1\vec{a} \cdot \vec{b} = -1
次に、a\vec{a}b\vec{b} のなす角 θ\theta を求めます。
ab=abcosθ\vec{a} \cdot \vec{b} = |\vec{a}||\vec{b}|\cos\theta
1=(1)(2)cosθ-1 = (1)(2)\cos\theta
cosθ=12\cos\theta = -\frac{1}{2}
θ=2π3\theta = \frac{2\pi}{3} (または 120120^\circ)

3. 最終的な答え

ab=1\vec{a} \cdot \vec{b} = -1
a\vec{a}b\vec{b} のなす角は 2π3\frac{2\pi}{3} (または 120120^\circ)

「幾何学」の関連問題

点Cから点Dまでの船の移動時間が $\frac{21}{5}$ 分と設定されている。このとき、CDの長さ、$\triangle ACD$ の面積、および$\angle CAD = \theta$ が与...

三角比余弦定理三角形の面積代数
2025/6/15

与えられた図形は線分AC上に点Uがあることを表しています。つまり、線分ACは、点Aと点Cを結ぶ直線の一部であり、点Uはその線分上にあるということです。このことから、線分ACは、点Aから点Cまでの距離を...

線分幾何学的定義位置関係
2025/6/15

半径が2cmの円と半径が8cmの円がある。(1)これらの2つの円のそれぞれの円周の和に等しい円周を持つ円を作るとき、その円の半径を求めよ。(2)これらの2つの円の面積の和に等しい面積を持つ円を作るとき...

円周面積半径計算近似値
2025/6/15

平坦な土地の上に4つの地点 A, B, C, D があります。A地点の真西に C 地点があり、A地点の北西側に B 地点があります。$\angle BAC = \angle ACB = 30^\cir...

正弦定理余弦定理三角比図形問題
2025/6/15

$AB=5$, $AC=12$, $BC=13$の直角三角形$ABC$において、頂点$A$から底辺$BC$に下ろした垂線の足を$H$とする。このとき、$AH$と$BH$の長さを求める問題です。

直角三角形三平方の定理面積垂線幾何
2025/6/15

点Oを中心とする半径6の円があり、ABはその直径である。円周上の点Cにおける接線と、直線ABの交点をDとする。BD = 4のとき、AC : CBを求めよ。

接線三平方の定理相似
2025/6/15

座標平面上に点A(0, 5)と、中心(0, 2)で半径2の円Cがある。円C上の点Pに対し、線分APを1:2に外分する点Qの軌跡が直線 $y = 2x + 6$ を切り取る線分の長さを求める。

軌跡外分線分の長さ
2025/6/15

条件 $p$: 四角形ABCDがひし形であることと、条件 $q$: 四角形ABCDが平行四辺形であることの関係について、$p$ が $q$ であるための必要条件、十分条件、必要十分条件、またはどれでも...

四角形ひし形平行四辺形必要条件十分条件条件
2025/6/15

次の2つの曲線について、概形を描き、放物線なら頂点、楕円なら中心、双曲線なら漸近線を求め、さらに焦点を求める問題です。 (1) $x^2 + 4y^2 - 4x + 8y + 4 = 0$ (2) $...

二次曲線楕円双曲線焦点中心漸近線平方完成
2025/6/15

極方程式を直交座標の方程式で表す問題です。以下の4つの極方程式を、それぞれ直交座標の方程式に変換します。 (1) $r = -5\sin{\theta}$ (2) $r\sin(\theta + \f...

極座標直交座標座標変換三角関数
2025/6/15