平面上の3点O, A, Bについて、線分ABを5:7に内分する点をC, 7:4に外分する点をDとする。 $\vec{OC} = s\vec{OA} + (1-s)\vec{OB}$と表すとき、$s$の値を求め、$\vec{CD} = t\vec{AB}$と表すとき、$t$の値を求めよ。ただし、$s$, $t$は実数とする。

幾何学ベクトル内分点外分点ベクトルの演算
2025/6/15

1. 問題の内容

平面上の3点O, A, Bについて、線分ABを5:7に内分する点をC, 7:4に外分する点をDとする。
OC=sOA+(1s)OB\vec{OC} = s\vec{OA} + (1-s)\vec{OB}と表すとき、ssの値を求め、CD=tAB\vec{CD} = t\vec{AB}と表すとき、ttの値を求めよ。ただし、ss, ttは実数とする。

2. 解き方の手順

まず、点Cが線分ABを5:7に内分することから、OC\vec{OC}OA\vec{OA}OB\vec{OB}で表す。
内分点の公式より、
OC=7OA+5OB5+7=712OA+512OB\vec{OC} = \frac{7\vec{OA} + 5\vec{OB}}{5+7} = \frac{7}{12}\vec{OA} + \frac{5}{12}\vec{OB}
OC=sOA+(1s)OB\vec{OC} = s\vec{OA} + (1-s)\vec{OB}と比較して、
s=712s = \frac{7}{12}
次に、点Dが線分ABを7:4に外分することから、OD\vec{OD}OA\vec{OA}OB\vec{OB}で表す。
外分点の公式より、
OD=4OA+7OB74=43OA+73OB\vec{OD} = \frac{-4\vec{OA} + 7\vec{OB}}{7-4} = \frac{-4}{3}\vec{OA} + \frac{7}{3}\vec{OB}
CD=ODOC\vec{CD} = \vec{OD} - \vec{OC}より、
CD=43OA+73OB(712OA+512OB)\vec{CD} = \frac{-4}{3}\vec{OA} + \frac{7}{3}\vec{OB} - (\frac{7}{12}\vec{OA} + \frac{5}{12}\vec{OB})
CD=(43712)OA+(73512)OB\vec{CD} = (-\frac{4}{3}-\frac{7}{12})\vec{OA} + (\frac{7}{3}-\frac{5}{12})\vec{OB}
CD=(1612712)OA+(2812512)OB\vec{CD} = (-\frac{16}{12}-\frac{7}{12})\vec{OA} + (\frac{28}{12}-\frac{5}{12})\vec{OB}
CD=2312OA+2312OB\vec{CD} = -\frac{23}{12}\vec{OA} + \frac{23}{12}\vec{OB}
CD=2312(OBOA)\vec{CD} = \frac{23}{12}(\vec{OB} - \vec{OA})
CD=2312AB\vec{CD} = \frac{23}{12}\vec{AB}
CD=tAB\vec{CD} = t\vec{AB}と比較して、
t=2312t = \frac{23}{12}

3. 最終的な答え

s=712s = \frac{7}{12}
t=2312t = \frac{23}{12}

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