$x$ の2次方程式 $x^2 - (3a-1)x + 2a^2 = 0$ の解がどちらも整数であるとき、整数 $a$ の値を全て求めよ。

代数学二次方程式整数解因数分解
2025/6/15

1. 問題の内容

xx の2次方程式 x2(3a1)x+2a2=0x^2 - (3a-1)x + 2a^2 = 0 の解がどちらも整数であるとき、整数 aa の値を全て求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次方程式を解きます。解の公式または因数分解を利用します。ここでは因数分解を試みます。
x2(3a1)x+2a2=0x^2 - (3a-1)x + 2a^2 = 0
この式を因数分解すると、
(xa)(x2a)=0(x - a)(x - 2a) = 0
となります。したがって、解は x=ax = ax=2ax = 2a です。問題文より、これらの解がどちらも整数である必要があります。
x=ax = ax=2ax = 2a が整数であるという条件から、与えられた条件は「aa が整数である」という条件と同値であることがわかります。問題文では、aa が整数であると仮定しているので、解 aa2a2a が整数であるという条件は常に満たされます。
しかし、問題は aa がどのような整数値を取りうるか問うています。問題文に特別な制限はないため、任意の整数 aa が解となり得ます。
改めて、問題文を注意深く確認すると、「xの2次方程式の解がいずれも整数であるとき、整数aの値をすべて求めよ」とあります。
x=ax = ax=2ax = 2aが解なので、これらが整数である必要があります。
aaが整数のとき、2a2aも整数になります。
したがって、aaが整数のとき、xの2次方程式の解はいずれも整数になります。
問題文にaaについての制限がないので、すべての整数が解になります。
考え方を変えます。
解と係数の関係から、解をα,β\alpha, \betaとすると、
α+β=3a1\alpha + \beta = 3a - 1
αβ=2a2\alpha \beta = 2a^2
α,β\alpha, \betaが整数であるとき、α+β\alpha + \betaも整数なので、3a13a - 1は整数となり、aaは整数です。
また、αβ=2a2\alpha \beta = 2a^2も整数なので、aaは整数です。
α+β=3a1\alpha + \beta = 3a - 1より3a=α+β+13a = \alpha + \beta + 1なので、a=(α+β+1)/3a = (\alpha + \beta + 1)/3
αβ=2a2\alpha \beta = 2a^2に代入して整理すると、
9αβ=2(α+β+1)29\alpha\beta = 2(\alpha + \beta + 1)^2
9αβ=2(α2+β2+1+2αβ+2α+2β)9\alpha\beta = 2(\alpha^2 + \beta^2 + 1 + 2\alpha\beta + 2\alpha + 2\beta)
9αβ=2α2+2β2+2+4αβ+4α+4β9\alpha\beta = 2\alpha^2 + 2\beta^2 + 2 + 4\alpha\beta + 4\alpha + 4\beta
0=2α2+2β25αβ+4α+4β+20 = 2\alpha^2 + 2\beta^2 - 5\alpha\beta + 4\alpha + 4\beta + 2
4α2+4β210αβ+8α+8β+4=04\alpha^2 + 4\beta^2 - 10\alpha\beta + 8\alpha + 8\beta + 4 = 0
(2αβ)2+4α+4β+46αβ=0(2\alpha - \beta)^2 + 4\alpha + 4\beta + 4 - 6\alpha\beta = 0
ここからaaの値を具体的に求めるのは難しいです。
元に戻って因数分解から考えると、x=ax=ax=2ax=2aが解です。
これらが共に整数なので、aaが整数のとき、2a2aも整数になります。
なので、aaが整数の時、条件を満たします。
aaに制限がないので、試してみます。
a=0a=0の時、x=0,0x=0, 0
a=1a=1の時、x=1,2x=1, 2
a=1a=-1の時、x=1,2x=-1, -2

3. 最終的な答え

すべての整数

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