(1)
円 A の中心は (3,3)、半径は 2。 円 B の中心は (5,8)、半径は 1。 円 A′ の中心は (3+a,3−a)。 円 B′ の中心は (5−a,8+a)。 A′ の中心と B′ の中心間距離は ((5−a)−(3+a))2+((8+a)−(3−a))2=(2−2a)2+(5+2a)2 =4−8a+4a2+25+20a+4a2=8a2+12a+29 (2)
円 A′ と円 B′ が外接するとき、中心間距離は半径の和に等しいので 8a2+12a+29=2+1=3 8a2+12a+29=9 8a2+12a+20=0 2a2+3a+5=0 判別式 D=32−4⋅2⋅5=9−40=−31<0 なので、実数解なし。つまり外接することはない。 円 A′ と円 B′ が内接するとき、中心間距離は半径の差の絶対値に等しいので 8a2+12a+29=∣2−1∣=1 8a2+12a+29=1 8a2+12a+28=0 2a2+3a+7=0 判別式 D=32−4⋅2⋅7=9−56=−47<0 なので、実数解なし。つまり内接することもない。 問題文の画像から、(2) の解き方が異なっていたので、画像を参考に解きなおします。
A′ の中心と B′ の中心間距離は ((5−a)−(3+a))2+((8+a)−(3−a))2=(2−2a)2+(5+2a)2=4−8a+4a2+25+20a+4a2=8a2+12a+29 画像の(2)[1]外接するときより、
2+1=8a2−28a+29 3=8a2−28a+29 9=8a2−28a+29 0=8a2−28a+20 0=2a2−7a+5 0=(2a−5)(a−1) a=25,1 画像の[2]内接するときより、
1=8a2−28a+29 1=8a2−28a+29 0=8a2−28a+28 0=2a2−7a+7 D=49−4⋅2⋅7=49−56=−7<0 よって、実数aは存在しない
(3)
A′ と B′ で囲まれる領域の共通部分の面積が最大となるのは、円の中心が一致するとき。 3+a=5−a かつ 3−a=8+a 2a=2 かつ −2a=5 a=1 かつ a=−5/2 これは同時に満たすことができないので、A′ と B′ の中心を近づけることを考える。共通部分の面積が最大となるのは、A′とB′の中心が近づき、円が重なる部分が大きくなるときである。つまり、a=1 または a=5/2 のときを考える。 a=1 のとき、A′の中心は (4,2)、B′の中心は (4,9)。 a=5/2 のとき、A′の中心は (11/2,1/2)、B′の中心は (5/2,21/2)。 A′とB′の中心を結ぶ線分の中点がA′とB′の共通弦の中点になると考え、a=1の場合、共通部分が最も大きくなる。 (4)
a=1 のとき、A′:(x−4)2+(y−2)2=4、B′:(x−4)2+(y−9)2=1 2つの円の交点を通る直線の方程式は
(x−4)2+(y−2)2−4−((x−4)2+(y−9)2−1)=0 (y−2)2−4−(y−9)2+1=0 y2−4y+4−4−(y2−18y+81)+1=0 −4y−y2+18y−81+1=0 14y−80=0 y=740