Q3はロジスティック方程式 $y' = A(1 - \frac{y}{B})y$ ($A, B$ は定数) を以下の手順で解く問題です。 (1) 下線部の数式を答える。括弧を展開し、$y^2$ で割ると $\frac{dy}{dt} \frac{1}{y^2} = A \frac{1}{y} - \frac{A}{B}$ になり、$u = \frac{1}{y}, \dot{u} = -\frac{1}{y^2} \frac{dy}{dt}$ を使い変形すれば、$\frac{du}{dt} = A(\frac{1}{B} - u)$ を得る。下線部を埋めよ。 (2) $u$ を求めよ。陽関数で解答せよ。 (3) 時刻ゼロで $y = B$ であった。 $y$ を求めよ。 Q4は微分方程式 $y'' + 2(y')^2 = 0$ を以下の手順で解く問題です。 (1) $y' = u(x)$ と置くと、$u' + 2u^2 = 0$ を得る。この微分方程式を変数分離法で解きなさい。解は陽関数 $u(x) = ...$ で示すこと。 (2) (1)の解は $y(x)$ の直積分形微分方程式になる。積分して $y(x)$ を求めなさい。
2025/6/15
1. 問題の内容
Q3はロジスティック方程式 ( は定数) を以下の手順で解く問題です。
(1) 下線部の数式を答える。括弧を展開し、 で割ると になり、 を使い変形すれば、 を得る。下線部を埋めよ。
(2) を求めよ。陽関数で解答せよ。
(3) 時刻ゼロで であった。 を求めよ。
Q4は微分方程式 を以下の手順で解く問題です。
(1) と置くと、 を得る。この微分方程式を変数分離法で解きなさい。解は陽関数 で示すこと。
(2) (1)の解は の直積分形微分方程式になる。積分して を求めなさい。
2. 解き方の手順
Q3:
(1)
問題文より、 であり、また、 より、
(2)
より、
(Dは任意定数)
(3)
時刻ゼロで であったので、
したがって、
Q4:
(1)
より、
(C_1'は任意定数)
(2)
3. 最終的な答え
Q3:
(1)
(2) (は任意定数)
(3)
Q4:
(1) (は任意定数)
(2) ( は任意定数)