与えられた3つの集合に対して、それぞれの最大値と最小値を求めます。 (1) $A = [-5, 3)$ (2) $A = \{1 + \frac{1}{n} | n = 1, 2, 3, ...\}$ (3) $A = \{\frac{1}{n} - n | n = 1, 2, 3, ...\}$

解析学集合最大値最小値上限下限数列
2025/6/15

1. 問題の内容

与えられた3つの集合に対して、それぞれの最大値と最小値を求めます。
(1) A=[5,3)A = [-5, 3)
(2) A={1+1nn=1,2,3,...}A = \{1 + \frac{1}{n} | n = 1, 2, 3, ...\}
(3) A={1nnn=1,2,3,...}A = \{\frac{1}{n} - n | n = 1, 2, 3, ...\}

2. 解き方の手順

(1) A=[5,3)A = [-5, 3) について:
この集合は5-5以上、33未満の実数全体です。最小値は5-5で、最大値は33に近い値ですが、33は含まれないので、最大値は存在しません。上限は3です。
(2) A={1+1nn=1,2,3,...}A = \{1 + \frac{1}{n} | n = 1, 2, 3, ...\} について:
nnが大きくなるにつれて、1n\frac{1}{n}00に近づきます。したがって、1+1n1 + \frac{1}{n}11に近づきます。
n=1n = 1のとき、1+11=21 + \frac{1}{1} = 2となります。
nnが大きくなるほど、1+1n1 + \frac{1}{n}は小さくなりますが、11よりは大きいです。
したがって、最大値は22で、最小値は存在せず下限は11です。
(3) A={1nnn=1,2,3,...}A = \{\frac{1}{n} - n | n = 1, 2, 3, ...\} について:
n=1n = 1のとき、111=0\frac{1}{1} - 1 = 0となります。
n=2n = 2のとき、122=32=1.5\frac{1}{2} - 2 = -\frac{3}{2} = -1.5となります。
n=3n = 3のとき、133=832.67\frac{1}{3} - 3 = -\frac{8}{3} \approx -2.67となります。
nnが大きくなるにつれて、1n\frac{1}{n}00に近づき、1nn\frac{1}{n} - nは負の方向に大きくなります。
したがって、最大値は00で、最小値は存在しません。

3. 最終的な答え

(1) A=[5,3)A = [-5, 3)
- 最小値: 5-5
- 最大値: 存在しない (上限は 33)
(2) A={1+1nn=1,2,3,...}A = \{1 + \frac{1}{n} | n = 1, 2, 3, ...\}
- 最大値: 22
- 最小値: 存在しない (下限は 11)
(3) A={1nnn=1,2,3,...}A = \{\frac{1}{n} - n | n = 1, 2, 3, ...\}
- 最大値: 00
- 最小値: 存在しない

「解析学」の関連問題

与えられた6つの積分問題を解く。 (1) $\int xe^{x^2} dx$ (2) $\int \frac{\log x}{x} dx$ (3) $\int e^{e^x + x} dx$ (4)...

積分置換積分
2025/6/16

与えられた三角関数の式を簡略化し、指定された形式で表現する問題です。左側の式は$2\sqrt{3}\sin(\theta + \frac{\pi}{6}) - 4\sin\theta$ で、右側の式は...

三角関数加法定理三角関数の合成数式変形
2025/6/16

問題3は、極限 $\lim_{x \to 2} \frac{1}{x-2} \int_2^x \sqrt{t^2 + 4} dt$ を求める問題です。 問題4は、関数 $F(x) = \int_a^x...

極限ロピタルの定理微積分学の基本定理積分微分
2025/6/16

与えられた4つの関数について、増減と極値を調べてグラフを描く問題です。 (1) $y = x^3 - 3x - 2$ (2) $y = x^3 - 3x^2 + 8$ (3) $y = -x^4 + ...

微分増減極値グラフ
2025/6/16

与えられた三角関数の式を、$\sin \theta$ と $\cos \theta$ を用いて分解(展開)し、式を完成させる問題です。具体的には、以下の式を完成させます。 $\sqrt{2} \sin...

三角関数加法定理三角関数の合成三角関数の展開
2025/6/16

与えられた式を簡略化します。式は $sin(\theta + \frac{4}{3}\pi) + \frac{1}{\sqrt{2}}cos(\theta + \frac{\pi}{4})$ です。

三角関数加法定理三角関数の合成
2025/6/16

以下の5つの定積分の値を求める問題です。 (1) $\int_{0}^{1} \frac{dx}{x+1}$ (2) $\int_{0}^{1} \frac{dx}{3+x^2}$ (3) $\int...

定積分積分置換積分三角関数指数関数
2025/6/16

与えられた10個の不定積分を計算します。 (1) $\int \frac{1-x}{x^3} dx$ (2) $\int \frac{(1+\sqrt{x})^2}{x} dx$ (3) $\int ...

積分不定積分置換積分三角関数双曲線関数
2025/6/16

$\lim_{x\to 0} \frac{\arctan x}{x}$ を計算する問題です。

極限ロピタルの定理arctan微分
2025/6/16

与えられた5つの定積分の値を求める問題です。 (1) $\int_{0}^{2} (x^4 + x^3 + x^2 + x + 1) dx$ (2) $\int_{1}^{4} \frac{1}{x^...

定積分積分積分計算
2025/6/16