男子4人、女子3人、合計7人の生徒に関する組み合わせと順列の問題です。 (1) 7人が一列に並ぶとき、両端が男子である並び方と、女子同士が隣り合わない並び方を求めます。 (2) 7人が4人掛けと3人掛けの円卓に分かれて座る座り方、およびその中で男子が2人ずつ2つの円卓に分かれて座る座り方を求めます。 (3) 7人を2人、2人、3人の3つの組に分ける方法、およびどの組にも男子が少なくとも1人含まれる分け方を求めます。

確率論・統計学組み合わせ順列円順列場合の数
2025/6/16

1. 問題の内容

男子4人、女子3人、合計7人の生徒に関する組み合わせと順列の問題です。
(1) 7人が一列に並ぶとき、両端が男子である並び方と、女子同士が隣り合わない並び方を求めます。
(2) 7人が4人掛けと3人掛けの円卓に分かれて座る座り方、およびその中で男子が2人ずつ2つの円卓に分かれて座る座り方を求めます。
(3) 7人を2人、2人、3人の3つの組に分ける方法、およびどの組にも男子が少なくとも1人含まれる分け方を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
* 両端が男子である並び方:
両端の男子の選び方は 4×3=124 \times 3 = 12 通り。残りの5人の並び方は 5!=1205! = 120 通り。したがって、両端が男子である並び方は 12×120=144012 \times 120 = 1440 通り。
* 女子同士が隣り合わない並び方:
まず男子4人を並べる。並び方は 4!=244! = 24通り。男子の間または端の5箇所から女子3人が座る場所を選ぶ。選び方は 5P3=5×4×3=60{}_5P_3 = 5 \times 4 \times 3 = 60 通り。したがって、女子同士が隣り合わない並び方は 24×60=144024 \times 60 = 1440 通り。
(2)
* 円卓に座る座り方:
4人掛けの円卓に4人が座る座り方は (41)!=3!=6(4-1)! = 3! = 6通り。3人掛けの円卓に3人が座る座り方は (31)!=2!=2(3-1)! = 2! = 2通り。
7人から4人を選ぶ方法は 7C4=7!4!3!=7×6×53×2×1=35{}_7C_4 = \frac{7!}{4!3!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35通り。残りの3人は自動的に3人掛けの円卓に座ることになる。
したがって、円卓に座る座り方は 35×6×2=42035 \times 6 \times 2 = 420通り。
* 男子が2人ずつ2つの円卓に分かれて座る座り方:
4人掛けの円卓に男子2人と女子2人が座る。男子の選び方は 4C2=4!2!2!=6{}_4C_2 = \frac{4!}{2!2!} = 6通り。女子の選び方は 3C2=3!2!1!=3{}_3C_2 = \frac{3!}{2!1!} = 3通り。
4人掛けの円卓での座り方は (41)!=3!=6(4-1)! = 3! = 6通り。3人掛けの円卓には残りの男子2人,女子1人が座る。座り方は (31)!=2!=2(3-1)! = 2! = 2通り。
したがって、6×3×6×2=2166 \times 3 \times 6 \times 2 = 216通り。
(3)
* 7人を2人、2人、3人の3つの組に分ける方法:
7人から2人を選ぶ方法は 7C2=7!2!5!=21{}_7C_2 = \frac{7!}{2!5!} = 21 通り。残りの5人から2人を選ぶ方法は 5C2=5!2!3!=10{}_5C_2 = \frac{5!}{2!3!} = 10 通り。残りの3人は自動的に3人の組になる。2人の組が区別できないので、2!2! で割る。
したがって、分け方は 21×102=105\frac{21 \times 10}{2} = 105 通り。
* どの組にも男子が少なくとも1人含まれる分け方:
男子がいない組がある場合を考える。
(i) 3人の組に女子3人が入る場合。残り4人の男子を2人、2人に分ける。分け方は 4C22=62=3\frac{{}_4C_2}{2} = \frac{6}{2} = 3通り。
(ii) 2人の組に女子2人が入る場合。残りの女子1人は3人の組に入る。男子4人から2人、1人、1人に分ける。4C2×2C1×1C1=6×2×1=12{}_4C_2 \times {}_2C_1 \times {}_1C_1 = 6 \times 2 \times 1 = 12。2つの1人の組は区別しないので、122=6\frac{12}{2} = 6通り。
(iii) 2人の組に女子2人が入る場合。4C2×2C22=6×12=3\frac{{}_4C_2 \times {}_2C_2}{2} = \frac{6 \times 1}{2} = 3通り。
したがって、男子がいない組ができるのは 3+6=93 + 6 = 9通り。よって、少なくとも男子が1人含まれる分け方は 1059=96105 - 9 = 96通り。

3. 最終的な答え

(1) アイウエ:1440、オカキク:1440
(2) ケコサ:420、シスセ:216
(3) ソタチ:105、ツテ:96

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