2つの割合の差の検定を行います。
(1) 帰無仮説と対立仮説を設定します。
帰無仮説:健康食品AとBの満足度に差はない。
対立仮説:健康食品AとBの満足度に差がある。
(2) Z値を計算します。
まず、各群の標本比率を計算します。
pA=7229≈0.403 pB=7243≈0.597 次に、プールされた標本比率を計算します。
p=72+7229+43=14472=0.5 Z値を計算する式は以下の通りです。
Z=p(1−p)(nA1+nB1)pA−pB 今回の場合は以下のようになります。
Z=0.5(1−0.5)(721+721)0.403−0.597 Z=0.25(722)−0.194 Z=0.25×0.0278−0.194 Z=0.00695−0.194 Z=0.0834−0.194≈−2.326 (3) 有意水準を設定し、棄却域を決定します。
問題文から有意水準が明示されていないため、一般的な有意水準5%(両側検定)を使用します。
この場合、棄却域は ∣Z∣>1.96 となります。 また、問題文の選択肢を参考にすると、2.0を用いるようです。
(4) Z値を棄却域と比較し、仮説を判断します。
計算されたZ値は-2.326であり、∣Z∣=2.326 です。 これは、∣Z∣>2.0 を満たしているため、帰無仮説は棄却されます。 したがって、健康食品AとBの満足度には有意差があると言えます。