半径4cmの半円Oが直線l上を滑ることなく1回転して半円O'の位置に止まった。 (1) 点Oが動いてできる線の長さを求めなさい。 (2) 点Oが動いてできる線と直線lで囲まれた部分の面積を求めなさい。

幾何学半円移動距離面積弧長
2025/6/16

1. 問題の内容

半径4cmの半円Oが直線l上を滑ることなく1回転して半円O'の位置に止まった。
(1) 点Oが動いてできる線の長さを求めなさい。
(2) 点Oが動いてできる線と直線lで囲まれた部分の面積を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 点Oが動いてできる線の長さを求める。
点Oは、半円が回転する際に、半円の中心から一定の距離(半径4cm)を保ちながら動く。
直線部分の長さは、半円が半回転する際に移動する距離に等しく、これは半円の直径に相当する。半円の直径は 4×2=84 \times 2 = 8 cmである。
半円が回転する際、点Oは2つの四分円弧を描く。2つの四分円弧を合わせると半径4cmの半円になる。
したがって、点Oが動いてできる線の長さは、直線部分の長さ(8cm)と半径4cmの半円の弧の長さを足したものになる。
半径4cmの円周の長さは 2πr=2π×4=8π2 \pi r = 2 \pi \times 4 = 8\pi cmである。
半円の弧の長さは、円周の半分なので、 8π/2=4π8\pi / 2 = 4\pi cmである。
したがって、点Oが動いてできる線の長さは、8+4π8 + 4\pi cmとなる。
(2) 点Oが動いてできる線と直線lで囲まれた部分の面積を求める。
囲まれた部分は、長方形と半円で構成されている。
長方形の幅は半円の直径である8cmであり、高さは半円の半径である4cmである。
長方形の面積は 8×4=328 \times 4 = 32 平方cmである。
半円の半径は4cmなので、半円の面積は (πr2)/2=(π×42)/2=(16π)/2=8π(\pi r^2) / 2 = (\pi \times 4^2) / 2 = (16\pi) / 2 = 8\pi 平方cmである。
したがって、囲まれた部分の面積は 32+8π32 + 8\pi 平方cmとなる。

3. 最終的な答え

(1) 点Oが動いてできる線の長さ: 8+4π8 + 4\pi cm
(2) 点Oが動いてできる線と直線lで囲まれた部分の面積: 32+8π32 + 8\pi 平方cm

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