問題は、分配法則のどちらか一方を証明することです。 一つ目は $(a+b) \times c = a \times c + b \times c$ が成り立つことを証明する。 二つ目は $a \times (b+c) = a \times b + a \times c$ が成り立つことを証明する。 ここでは、二つ目の分配法則 $a \times (b+c) = a \times b + a \times c$ を証明します。

代数学分配法則代数証明
2025/6/16

1. 問題の内容

問題は、分配法則のどちらか一方を証明することです。
一つ目は (a+b)×c=a×c+b×c(a+b) \times c = a \times c + b \times c が成り立つことを証明する。
二つ目は a×(b+c)=a×b+a×ca \times (b+c) = a \times b + a \times c が成り立つことを証明する。
ここでは、二つ目の分配法則 a×(b+c)=a×b+a×ca \times (b+c) = a \times b + a \times c を証明します。

2. 解き方の手順

分配法則は、加法と乗法の間の関係を表す法則です。ここでは、長方形の面積を利用して幾何学的に証明します。
(1) 横の長さが b+cb+c で、縦の長さが aa の長方形を考えます。この長方形の面積は a×(b+c)a \times (b+c) です。
(2) この長方形を、横の長さが bb で縦の長さが aa の長方形と、横の長さが cc で縦の長さが aa の長方形に分割します。
(3) それぞれの長方形の面積は a×ba \times ba×ca \times c です。
(4) 元の長方形の面積は、分割された二つの長方形の面積の和に等しいので、a×(b+c)=a×b+a×ca \times (b+c) = a \times b + a \times c が成り立ちます。
別の方法としては、a, b, cを実数として、代数的に証明することもできます。
a×(b+c)=ab+aca \times (b+c) = ab + ac (分配法則の定義)
ab+ac=a×b+a×cab + ac = a \times b + a \times c (乗法の記号を元に戻す)

3. 最終的な答え

分配法則 a×(b+c)=a×b+a×ca \times (b+c) = a \times b + a \times c が成り立つ。

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