まず、2x2行列の逆行列を求める公式を思い出します。
行列 M=(acbd) の逆行列 M−1 は、行列式 det(M)=ad−bc が0でないとき、以下のように与えられます。 M−1=ad−bc1(d−c−ba) また、逆行列の行列式は、元の行列の行列式の逆数になります。すなわち、∣M−1∣=∣M∣1 それでは、各行列について逆行列と逆行列の行列式を計算します。
* **行列 A:** A=(0350) * det(A)=(0)(0)−(5)(3)=−15 * A−1=−151(0−3−50)=(051310) * ∣A−1∣=det(A)1=−151=−151 * **行列 B:** B=(34−7−9) * det(B)=(3)(−9)−(−7)(4)=−27+28=1 * B−1=11(−9−473)=(−9−473) * ∣B−1∣=det(B)1=11=1 * **行列 C:** C=(2006) * det(C)=(2)(6)−(0)(0)=12 * C−1=121(6002)=(210061) * ∣C−1∣=det(C)1=121 * **行列 D:** D=(3−2−64) * det(D)=(3)(4)−(−6)(−2)=12−12=0 * 行列式が0なので、逆行列は存在しません。よって、D−1 は存在しない。 * ∣D−1∣ も存在しません。