(1) 負でない整数解の個数を求める問題なので、重複組み合わせを利用する。
x+y+z=10 を満たす負でない整数 x,y,z の組の個数は、3種類の文字から重複を許して10個選ぶ組み合わせの数に等しい。 これは 3H10 で表され、組み合わせの記号を用いて計算すると以下のようになる。 3H10=3+10−1C10=12C10=12C2=2×112×11=66 (2) 正の整数解の個数を求める問題なので、まず各変数から1を引いて非負整数に変換する。
x′=x−1,y′=y−1,z′=z−1 とすると、x′,y′,z′ は負でない整数であり、 x+y+z=(x′+1)+(y′+1)+(z′+1)=10 x′+y′+z′=10−3=7 したがって、x′+y′+z′=7 を満たす負でない整数 x′,y′,z′ の組の個数を求めればよい。 これは 3H7 で表され、組み合わせの記号を用いて計算すると以下のようになる。 3H7=3+7−1C7=9C7=9C2=2×19×8=36