立方体があり、底面の正方形の各辺の長さを1cmずつ縮め、高さを3cmだけ増やしたところ、体積が変わらなかった。立方体の1辺の長さを求める問題です。

代数学体積二次方程式立方体方程式
2025/6/17

1. 問題の内容

立方体があり、底面の正方形の各辺の長さを1cmずつ縮め、高さを3cmだけ増やしたところ、体積が変わらなかった。立方体の1辺の長さを求める問題です。

2. 解き方の手順

立方体の1辺の長さを xx cmとします。
立方体の体積は x3x^3 立方センチメートルです。
底面の正方形の各辺を1cmずつ縮めると、x1x - 1 cmになります。
高さを3cmだけ増やすと、x+3x + 3 cmになります。
したがって、新しい立体の体積は (x1)(x1)(x+3)=(x1)2(x+3)(x - 1)(x - 1)(x + 3) = (x - 1)^2 (x + 3) 立方センチメートルです。
体積が変わらないので、以下の等式が成り立ちます。
x3=(x1)2(x+3)x^3 = (x - 1)^2 (x + 3)
x3=(x22x+1)(x+3)x^3 = (x^2 - 2x + 1)(x + 3)
x3=x3+3x22x26x+x+3x^3 = x^3 + 3x^2 - 2x^2 - 6x + x + 3
x3=x3+x25x+3x^3 = x^3 + x^2 - 5x + 3
0=x25x+30 = x^2 - 5x + 3
この二次方程式を解の公式を使って解きます。
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=5±(5)24(1)(3)2(1)x = \frac{5 \pm \sqrt{(-5)^2 - 4(1)(3)}}{2(1)}
x=5±25122x = \frac{5 \pm \sqrt{25 - 12}}{2}
x=5±132x = \frac{5 \pm \sqrt{13}}{2}
ここで、x>1x > 1 である必要があるため、x=5132x = \frac{5 - \sqrt{13}}{2} は解として適切ではありません。したがって、x=5+132x = \frac{5 + \sqrt{13}}{2} が解となります。

3. 最終的な答え

立方体の1辺の長さは 5+132\frac{5 + \sqrt{13}}{2} cmです。

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