問題は、一の位が0でない2桁の整数Aがあり、Aの十の位の数を $x$ 、一の位の数を $y$ とする。Aの一の位と十の位を入れ替えてできる2桁の数をBとし、Aの十の位の数と一の位の数の和をCとする。 (1) AとBをそれぞれ $x, y$ を使った式で表す。 (2) A+B+Cが12の倍数であることを説明する。

代数学整数文字式倍数代数
2025/6/17

1. 問題の内容

問題は、一の位が0でない2桁の整数Aがあり、Aの十の位の数を xx 、一の位の数を yy とする。Aの一の位と十の位を入れ替えてできる2桁の数をBとし、Aの十の位の数と一の位の数の和をCとする。
(1) AとBをそれぞれ x,yx, y を使った式で表す。
(2) A+B+Cが12の倍数であることを説明する。

2. 解き方の手順

(1) Aは十の位が xx 、一の位が yy の2桁の整数なので、A=10x+yA = 10x + y と表せる。
BはAの十の位と一の位を入れ替えた数なので、B=10y+xB = 10y + x と表せる。
(2) CはAの十の位の数と一の位の数の和なので、C=x+yC = x + y と表せる。
A+B+Cを計算すると、
A+B+C=(10x+y)+(10y+x)+(x+y)=10x+y+10y+x+x+y=12x+12y=12(x+y)A + B + C = (10x + y) + (10y + x) + (x + y) = 10x + y + 10y + x + x + y = 12x + 12y = 12(x+y)
xxyy は整数なので、x+yx+y も整数である。したがって、12(x+y)12(x+y) は12の倍数である。

3. 最終的な答え

(1)
A=10x+yA = 10x + y
B=10y+xB = 10y + x
(2)
A+B+C = (10x+y)+(10y+x)+(x+y)=12x+12y=12(x+y)(10x + y) + (10y + x) + (x + y) = 12x + 12y = 12(x+y)
xxyy は整数なので、x+yx+y も整数である。したがって、12(x+y)12(x+y) は12の倍数である。

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